文字コードの未使用領域を利用した辞書ベース圧縮

2001-07-05
倉田 和明

概要

　平文（元データ・文章）中に複数回出現する可変長の記号列（語句・文・それらの破片など）に，文字コードの未使用領域（未定義領域と未使用コード群）に属する1コードを割り当て，元データの量を減らす方法とその利用法に関する研究．

目的

　この研究では，文字コードの未使用領域を利用した適応的辞書ベース圧縮の方法とその利用法の研究を目的とする．

内容

1. データ圧縮の歴史
2. 文字コードの歴史
3. 文字コードの未使用領域を利用した辞書ベース圧縮法・伸張法
4. 英文や日本文を圧縮した場合の文字コード別圧縮率
5. 他のデータ圧縮法を組み合わせた場合の圧縮率
6. 文字コードの未使用領域を利用した辞書ベース圧縮の利用法

参考文献

• Mark Nelson and Jean-Loup Gailly（荻原剛志・山口英訳），データ圧縮ハンドブック　改訂第2版　マルチメディアデータ圧縮の実践的プログラミング技法，ピアソン・エデュケーション，1995．
• 安岡孝一・安岡素子，文字コードの世界，東京電気大学出版局，1999．
• 清水哲郎，図解でわかる　文字コードのすべて，日本実業出版社，2001．
• 芝野耕司，JIS漢字字典，日本規格協会，1997．
• 伊藤隆幸，文字コードの話，http://hp.vector.co.jp/authors/VA001240/article/charcode.html，1999-07-31．

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Last modified: 2001-07-05
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