テーマ
本の形状


                                           更新2002/7/8

概要
 本の形状について、昔の本はどのような形をしていたか、これからの本の形はどうなるかなどを調べる。今、世間では本がなくなると騒がれている。そこで、国内外に限らずさまざまな視点で「本」というものについて研究していく。
 具体的には現代、本に変わって小型端末やCD-ROMなのが普及してきているが、どの程度の性能を持つのか?本当に本の代わりになれるものなのか?本の直し屋と呼ばれるヨーロッパ地方で有名なルリユール(RELIURE)等についても詳しく研究する。



目的
 今でこそ本といわれて「こんな形をしている」と想像する事ができるが、昔はどんな形をしていたのか?また、これからの時代、本は廃れてしまうのか?新しく本に変わるものとは何か?を研究したい。


進捗状況
 webページのほうで私の調べたいこととあっているページを見つけたので、現在はそちらを参照に研究中。文献はリストの中より良いものを探している最中。小型端末Zaurus(SHARP)についての資料も収集中。その他、本という形状ではないのに、実際は本の内容が読めるというものを未来型の本、本に取って代われるものとして扱い、情報を収集していく。


内容
 日本国内限定で現代や昔の本の形状について詳しく載っているwebを発見。Bossの指摘していた菊判の情報を得ることができた。菊判とは本のサイズを表す言葉で、152×218mmの印刷物のことです。未来型の本。小型端末についても研究していく。


研究対象
 本そのものについて。主に本や雑誌の形状を研究の対象とする。また、元来の本の形状をしていないのに本の内容を見ることができる小型端末などは未来型の本として研究の対象にする。


参考文献リスト

  1. ブリュノ ブラセル、本の歴史創元社(1998/12/01)
  2. 庄司 浅水 、吉村 善太郎、目で見る本の歴史出版ニュース社、 (1984/01/01)
  3. 荒俣 宏、ブックス・ビューティフル〈1〉―絵のある本の歴史 ちくま文庫 (1995/12/01) 筑摩書房
  4. 荒俣 宏ブックス・ビューティフル〈2〉―絵のある本の歴史 ちくま文庫 (1995/12/01) 筑摩書房
  5. web 本の種類 http://library.pref.osaka.jp

今後の方針
 今の段階ではこのような方針でいこうかと思っているが、出版業界の動向にも目を向けて研究を進めていくかもしれない。出版社は本を作るが、実際にはこれから本という形状を取ったものがなくなるかもしれない。なくなると仮定して出版社はどのような形で出版物を発行するのか?そんなところにも着目して研究を進めていくつもり。




目次

本の形状と未来

=========== 目次 =============

はじめに

大体のあらまし

1.    本の形状・歴史

形状について調べたことを述べる。

昔の形状、菊はんなどについて説明。

1.1日本の本の形状[本の形状に関する記述]

1.2本の歴史[歌田00] [本の形状に関する記述]

1.3その由来[本の形状に関する記述]


2.    ルリユール(reliure)

日本の本の形状を調べていて、ヨーロッパに伝統工芸ともいえる技術の存在を知った。

その技術のことをルリユールという。

ルリユールとは何か?どこが発祥の地で、現在どのように用いられているか?

2.1ルリユールとは[ベイリィ91] [楽しいルリユール教室]

2.2ルリユールの歴史[ベイリィ91] [楽しいルリユール教室]

2.3ブラデル製本[ベイリィ91] [楽しいルリユール教室]

2.4作業工程[ベイリィ91] [楽しいルリユール教室]



3.    書店の現状

出版業界が不況と呼ばれる中で、本屋の状態はどうなのか?

また、未来型出版物の続出する中で、本屋の存続していけるのか?

今まで調べたことを総称し、本と本屋の未来について検討する。

3.1書店バブル[歌田00] [佐野01] [小林01] [小野99]

3.2商品回転率の悪化[佐野01] [小林01] [小野99]

3.3大型中古書店の出現[佐野01] [小林01] [小野99]

3.4書店の今後[歌田00] [佐野01] [小野99] [歌田00]


4.    出版業界の現状

今現在の出版業界の状況を説明。

出版不況と呼ばれる状況はどこからきているのか?今後、出版社はどのような戦略をしていくかなどについて調べたことを述べる。

4.1新刊バブル[佐野01] [小林01] [小野99]

4.2経営悪化の原因[佐野01] [小林01] [小野99]

4.3出版業界の今後[歌田00] [佐野01] [小林01] [小野99]


5.    未来型の本

今、出版物と呼ばれるものは本だけではない。パソコンの普及に伴ってCD-ROMなどを用いたものも多く出版されている。それらを未来型の本と称し、調べたことを述べる。また、本が読めるという機能をもった小型端末があるので、それについて調べたことを述べる。

5.1本と呼ばれない出版物[歌田00] [合庭96] [歌田00]

5.2小型端末の性能[合庭96] [歌田00]

5.3電子出版[歌田00] [合庭96] [歌田00]

<<<<< 参考文献 >>>>>
[佐野01] 佐野眞一, 誰が本を殺すのか, プレシデント社(2001)
[小林01] 小林一博, 出版大崩壊, イースト・ブレス(2001)
[小野99] 小野光雄, 出版社と書店はいかにして消えていくか, パル出版(1999)
[合庭96] 合庭 惇, 電子出版の未来系, マルチメディア出版研究会(1996)
[ベイリィ91] アルレット・ル・ベイリィ著, 貴田圧訳, ルリユール入門, 沖積社(1991)
[歌田00] 歌田明弘, ほんの未来はどうなるか, 中公新書(2000)
<<<<< 参考Webサイト >>>>>
[本の形状に関する記述] アクセス日2002-10-26.
http://library.pref.osaka.jp
[楽しいルリユール教室] アクセス日 2002-10-28.

http://www.ne.jp/asahi/gaku/gaku99/CHIHEI/INDEX_F.html



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