戦争の経済的影響        
                 戦争の経済的影響
                                         戦争と企業

                            MK0469 奈良崎秀文

 目次

  まえがき

1.	沿革
1.1	軍需の定義
1.2	歴史概要

2. 事例
2.1 第二次世界大戦 
2.1.1 1930年代の重化学工業
2.1.2 大同製鋼・戦時下の資本蓄積
2.1.3  東洋紡・太平洋戦争における変貌

2.2 朝鮮戦争 
2.2.1 株価と国際収支の推移
2.2.2	川崎重工と特需ブーム

 
2.3 湾岸危機と株式市場 

3. まとめ
3.1	軍需による企業の変化 
3.2	朝鮮動乱期のまとめ 
3.3	湾岸危機期のまとめ 
3.4	結論

参考文献・謝辞




まえがき

この論文の目的は,日本の経済の流れを追うことによって,その変動と
世界の動き,特に,戦争,軍事関連のできごととを組み合わせることで
その関連性について論じて結局,戦争をすることが得になるのか損にな
るのかの結論を出すことである.

まず,第二次世界大戦以降から全体の流れを表わし,その中からめぼし
い事件――第二次世界大戦,朝鮮戦争,湾岸戦争――を取り上げておき
たことを記して結論を下す.

最近の戦争は国家対国家ではなく,国家組織対テロ組織といった戦力差
が著しいものになっています.指導者が苦しむこと血を流すこともなく
,よその貧乏国家に軍隊を派遣する国家を見ていると,戦闘が目的でな
いなら戦力を送る必要はないのではと思いたくなる国家を見ていると何
だか人類の未来が真っ暗といわざるを得ません.ただでさえ今は20世紀
型の動脈型経済を一刻も早く21世紀の循環型経済に変えなくてはならな
いというのに.

各章説明
 1.1では,軍需とは何かについて書いてある.それと,現在の自衛隊の
装備品と,日本の軍需に関わる大企業について表にまとめた.
 1.2では,大まかな戦争の歴史とそれ以外の事象を複数の統計とからめ
て書いてある.
2.1では,第二次大戦期の,重化学工業,紡績業,をマクロとミクロの視
点で論じたものである.
2.2では,朝鮮戦争前後を経済的視点――株価やでみたことを並べ,川崎
重工業の視点からみた話をしている.
2.3では,湾岸危機のできごとを時間の流れにそって論じている.
3.1は2.1をまとめたもので,3.2は2.2をまとめたもの.3.3も2.3をまとめ
たものである.
3.4は,この論文を総括してだした結論が論じてある.

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