クレジットカードの損得
中間報告2007-01-30
西村ゼミ 3年 MK4008
平石 朋子
【概要(3行以内)】
クレジットカードは借金である。どのようなメリット・デメリットがあるのか。その分析方法は、数社のクレジットカード会社の利率を元に計算・比較する。
【目的】
クレジットカードの種類や支払い方法を学ぶ。得するように見えて、実は損するかもしれない。どうしたら得して、どうすると損するのかを研究したい。
【内容】
まず、所有者である会員がクレジットカードを利用すると誰が得するのか。クレジットカード会社、会員、加盟店の視点でそれぞれの得を見る。
1.クレジットカード会社の損得
会員がクレジットカードを利用すると、クレジットカード会社は加盟店からの手数料が得られる。これがクレジットカード会社の利益になる。
2.会員の損得
会員にとっては割引優待が受けられるとか、ポイントがたまるなどの特典がある。また、ショッピングを始め、ホテルやレストランを利用する際、現金を持ち合わせていなくても商品やサービスを購入することができる。
クレジットカードは信用を表しているため、パスポートのように本人確認の機能としての役割も果たす。
3.加盟店の損得
例えば、加盟店にて顧客が高額な商品をクレジットカード払いで買ったとする。クレジットカードが使用されることで、加盟店はクレジットカード会社に手数料を支払う。一見、加盟店にとっては不利な状況のように見える。しかし、加盟店には、クレジットカード会社に手数料を支払ってでも得られるメリットがある。それに次の5つが考えられる。
(1) 客の購入単価が上がる。
(2) ボーナス支給前や給料日前でも買ってもらえる。
(3) もし客が何かの事情で払えなくなったとしても、カード会社が責任をもって払ってくれる。
(4) 客の「囲い込み」ができる。
(5) カード会社から信用されている店だということで、新規の客にも利用してもらえる。
【進捗状況】
クレジットカード使用者数などのアンケート結果(平成18年4月)[3]を入手した。その情報を基に検証項目を増やしていきたい。
【参考文献リスト】
[1] JCCA日本クレジットカード協会,http://www.jcca-office.gr.jp/,2007-01-03参照.
[2] 西ヶ谷葉子,Yahoo!ファイナンス 連載コラム「カード相談室」,http://biz.yahoo.co.jp/card/,2007-01-29参照.
[3] UFJ NICOS,第14回クレジットカードについての消費者調査,
http://www.ufjnicos.co.jp/news/pdf/060518_01.pdf#search='%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89%20%E5%88%A9%E7%94%A8%E8%80%85%E6%95%B0',2007-01-30参照.
[4] SBIベリトランス,クレジットカード決済の基礎知識
,http://www.veritrans.co.jp/merchants/tour/,2007-01-30参照.
【今後の方針】
クレジットカード会社によって、入会金や特典は異なる。それを考慮した上で、5社ほどを比較対照する。また、使用目的別に優劣をつけたい。選び方は未定。
クレジットカードにはどのような危険性が潜んでいるのか。裏づけを取りながら進めていく。
危険性の種類は「破産・スキミング・偽造」がある。