Pen-Mark 慶應義塾大学工学部
1974 年卒(32 期)同期会
更新日 2017-02-18

青山 藤詞郎 君の最終講義

終了

演題 摩擦と取り組んだ 37 年
日時 2017 年 1 月 31 日(月) 16:30〜17:50
場所 慶應義塾大学 矢上キャンパス 創想館 マルチメディアルーム

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青山藤詞郎君の最終講義を拝聴して (1)

1月31日(火) 16 時半から青山籐詞郎理工学部長の最終講義が,“摩擦と取り組んだ 37 年”と題して矢上キャンパス創想館マルチメディアルームで行われ,我々同期多数が出席してきました.収容キャパシティ満杯の 300 名くらいは詰め掛けていたと思いますが,予定時間の 40 分をはるかにオーバーする 1 時間半という熱のこもった講義で,聴衆を魅了する内容で最後まで皆をひきつけていました.


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子供時代から高校・大学へと進み,就職を考えていたところ,ニードロップによる恩師(稲崎先生)の薦めにより,大学に残って研究の道を続けることを決めたそうです.



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ドイツのアーヘン大学での訪問研究員をはじめとする海外での活躍を経て,研究の道を究めた後に,理工学部長の要職を 7 年半勤めたわけですが,



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皆で募金などに協力した 75 周年記念行事が学部長時代でもっとも印象深かったそうです.



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もちろん,彼の業績である摩擦トライボロジーについて,全空気静圧案内テーブルシステムの開発の話から,電気粘着ゲルの話まで,門外漢にも分かりやすい説明がありました.


最後は理工学部長を勤め上げた時代に培った摩擦の制御の極意の話で締めくくられました.

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これからも,仲間として長く付き合っていきましょう.

(機械工学科卒) 金田 光司


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青山藤詞郎君の最終講義を拝聴して (2)

1月31日当日,我々同期の有志は青山理工学部長の応援団として矢上キャンパスに向かいました.考えてみると青山君の講義を拝聴するのは初めてだったので,期待と心配(?)が相半ばするような気持ちだったのですが,会場は満員で熱気に溢れ,人望の厚さを表していました.


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登壇された青山君の話は流石で,緊張することなくリラックスムードで,自己紹介から始まりました.若かりし学生時代から恩師との出会い,研究者として海外での活躍等,各シーンを笑いも交えて生き生きとご紹介されるので,思わず引き込まれていきました.



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紹介されたどの写真も充実感に溢れる笑顔で,素晴らしい体験と実績を積み上げて来られたことがよく分かりました.海外でお世話になったプロフェッサー達との深い絆も感動的で,ご本人のお人柄が改めて感じられました.



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次いで,ご専門のトライボロジー(摩擦の科学)の説明では,3大方程式の解説から入られたのには驚きましたが,分かり易いお話しだったこともあり,専門的な話もスムーズに聴くことができました.後で思うと,門外漢に伝わり易いようにと考えられた展開に違いなく,原理原則から始められたことは理にかなったことと感心しました.



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理工学部長になってからの 7 年間は研究から遠ざかざるを得なかったこと,75 周年記念行事は大変だったけれど皆様のお蔭で成功できたこと等が忘れられない出来事として語られ,最後は皆さんへの感謝の言葉で締めくくられました.

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青山君が理工学部長になられたことは,同期の我々にとっての誉れでした.青山君,37 年に亘る研究者としての人生,7 年に亘る理工学部長としての人生,本当にお疲れ様でした.第二の人生にエールを送るとともに,今後とも同期として末永いお付合い方よろしくお願い致します.

(電気工学科卒) 高橋 克

撮影者: 英字なし=大場君, N=西村君, T=高橋克君


32懇親会の報告 (2016年10月16日)
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