2008-07-10 西村和夫
この授業を通して皆さんの情報セキュリティに対する概念がだいぶ変わったのではないでしょうか．個々の技術ではなく，組織も含めた管理のシステム作りが重要になっているということがお分かり頂けたでしょうか．
学生諸君には，講義が抽象的で分かりにくかっただろうと思います． もっと例や具体的な方式について知りたかったかもしれません． そういう講義を期待していた人にはごめんなさい．背景などは，もっと簡単に話せばよかったと反省しています．来年は，もっとよい授業にしましょう．
実は，（数学的な面を除けば）方式を理解するのはやさしいのです． 社会に出てからでも，必要になったときに学習できるでしょう． しかし，情報セキュリティマネジメントシステム (ISMS) のような複雑なしくみを理解するには時間がかかります（ISMS についてだけで半期の授業をしている大学があります）． そういうことをたくさん学べたのだからよしとしましょう．
具体的な方式については，後期の“情報セキュリティB”でやります．それはお楽しみに．（実は，内容がどうであれ単位が取れればそれでいいのかな…．(^^;) ）
付記： 最近になって 村川猛彦先生（和歌山大学）の 授業用のページ を見つけました．参考になります．興味ある方は，過去の授業 を読んで学習してください．
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