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授業で用いる資料と概説

各リンク先を眺めて予習することを勧めます.欠席した場合にも,リンク先を読めば補えるでしょう.授業中に,どこが重要かを話します.

この色の枠の部分 の講義は簡単にします.講義しないかもしれません.

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5. 危機管理

5.0 危機への準備(導入)

危機は多様であり,予防や準備は困難である.できることは,想定できる危機への準備と,組織づくりだけだともいわれる.

+ 長子はどれだけいますか? ⇒ ほとんどが長子
+冠婚葬祭入門』の中で読むべき箇所はどこか? ⇒ 葬(緊急に発生し得るから)
+危機」とは何か? ⇒ 想定外の脅威の発現
+ 人が多数集まるときに緊急に必要となるものは何か? ⇒ トイレ(1時間以内に必要)
+ 高速道路工事で欠かせない車両は何か? ⇒ 簡易トイレ積載車トイレカー
+ 横浜・東京は災害リスク世界一.pdf
+ 横浜国大の防災備蓄品はどこにあるか? ⇒ ? 小運動場(臨時駐車場)内
+ 通信手段の確保と組織づくり(役割分担)が重要

5.1 速報と応急

通信の重要性と異なる組織間の連携の必要性を説く.危機の例として,国内の災害と国外のテロ事件を取り上げる.自衛隊と内閣における災害対策本部が設置されるまでの時間などから,速報と即応の重要性を説く.アメリカ同時多発テロ事件では,消防士と警官の死者数を比較し,異なる組織間の連携の必要性を説く.

+ 災害: 阪神・淡路大震災(1995年 1.17)節 4.2, 8東日本大震災(2011年 3.11)節 11, 12

+ テロ: アメリカ同時多発テロ事件(2001年 9.11)節 3.3, 3.4, 5.1

+ 対応: 米 国土安全保障省内閣安全保障室内調
国際的支援の受入れ

5.2 危機管理 (予防・準備 応急 復旧

危機管理には,少なくとも,予防・準備,応急,復旧の3段階がある.危機時には,完全でなくてもよいから早く行動することが重要である.現場で即断・即実行するための条件と,全体で組織的な行動をするための要領を知ってもらう.

+ 9.11 での危機管理閉ざされた非常口ヘリコプターの利用 +

+ 危機状態では,拙速は巧遅に勝る

+ 即断・即実行するための要点: 下位への権限の委譲

+ 組織的な行動をするための要点:
 (1) 有効な指揮統制  (2) 異なった組織間の連動体制 +  (3) 明確な行動指針

+ 災害への対応: リスク移転,減災

5.3 個人の防災

横浜市全体で想定しうる最大の危機は,大地震である.大地震時の個人の防災について,準備と応急の対処を講義する.東京・横浜近辺での大震災時には,他所からの救護は期待できず,自分たちがボランティアになることを認識してもらう.ほとんどの人は,避難所生活にはならず,しばらく自宅でレベルが下がった生活を余儀なくされるだけであることに注意してほしい.例えば,ほとんどの人には,ホイッスルは必要なく,むしろ枕元に大きな懐中電灯を探すための簡易な懐中電灯は必要である.シャワートイレ用ペーパーが有効であるなど,実践的な備蓄品も紹介する.

+ 応急: 自己の保全(足) 他者の救護 緊急停止 初期消火

+ 大震災時: 他所からの救護は期待できない 自助努力 全員がボランティア

+ 生活: 大多数は生活レベルが低下するだけ(避難所生活者はわずか), 水の摂取

+ 準備: 実践的な 非常用 枕元+携行+備蓄品171

5.4 横浜国立大学の防災

広域避難場所に指定されている横浜国立大学での防災について講義する.緊急連絡先や緊急情報メールシステムを紹介し,大地震行動マニュアルを配布し,応急トイレの作成方法を紹介する.

横浜市 広域避難場所.pdf 43保土ヶ谷区との防災協定.pdf (2013年)

+ 緊急連絡先: 045-339-3056(正門守衛所), 保健管理センター緊急情報メールシステム.pdf (urgent@ynu.ac.jp)

+ 教職員向け: 災害対策マニュアル.pdf p. 1, 2, 9, 13, 14, 34 学内避難場所, 学生向け: 大地震行動マニュアル

+ 手引き.pdf: 緊急連絡 避難・誘導 救出 消火 避難所の運営(給食)

+ 学校での災害時のトイレ対策手引き.pdf p. 75

+ 防災用シャベルはどこに何本あるでしょうか? ⇒ 防災備蓄庫に 5 本

5.5 横浜市の防災

総務局 危機管理室 -防災情報Eメール横浜市民防災センター

5.6 神奈川県の防災

神奈川県総合防災センター安全防災局 安全防災部 災害対策課e-かなマップ

5.7 国家間のサイバー戦争

5.8 発展

事業継続計画についても,簡単に触れる.

+ 復旧: 事業継続計画 (BCP)

+ 危機管理産業展

+ 危機管理士防災情報新聞+防災士, 防災ガール

+ 佐々 淳行危機管理のノウハウ』PART 1, PHP研究所, 1979.

5.9 テスト 10:10

到達目標: 多数が集まるときにトイレの用意が欠かせないことを知っている. 冠婚葬祭の中で葬は事前の準備が必要であることを知っている. 危機発生時における速報の重要性を知っている. 危機管理の手順が説明できる. 危機状態における即断・即実行の重要性を知っている. また,そのための要点が言える. 危機状態において組織的な行動をするための要点が言える.



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