織豊期城郭研究会では、平成4年(1992)発足以来、増加しつつあった城郭の緊急調査や史跡整備に携わっていた地方公共団体の職員や研究者が互いに理解を深め、情報交換できる場として会を提供し、また、織豊期における城郭研究の礎を築いていくために10年を一区切りとして各年ごとの研究テーマを設け研究集会を開きお互いを切磋琢磨してがんばってきました。平成14年(2002)に第10回研究集会「織豊期城郭研究10年の成果と展望」という形で振り返り総括し、そのまとめとして刊行した『織豊城郭第10号』― 特集 織豊期城郭研究10年の現状と課題 ― をもって、当初に掲げた初期の目的を達成したものとして休会の宣言をしたところです。しかしながら、その後の城郭研究のさらなる進展があり、多数の研究者からも復活のご要望をいただいていたところです。その声に応えるため、また新たな形で研究に貢献することを目的に、ここに織豊期城郭研究会の活動再開を宣言します。
そして、その第一回目の集会を開催する運びとなりましたので、皆様にお知らせ致します。つきましては、関係各位の多数のご参加を心よりお待ちしております。また、お近くの皆様にもお知らせいただければ幸いです。
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