観音寺城は中世近江を支配した守護佐々木六角氏の居城です.標高 432m の繖山(きぬがさやま)一帯に郭が広がる大城郭で,安土城以前の城としては例外的に石垣を多用しているのが大きな特徴です.平成 20 年度から発掘調査がスタートし,観音寺城の実態解明が進められようとしています.また,平成 21 年度には郭の森林伐採によって新たな見学場所が付け加わりました.
この史跡案内では,専門職員の案内で現地に残された観音寺城の遺構を訪ねます.皆様ふるってご参加いただき,観音寺城の往時の姿や,中世近江を支配した佐々木六角氏の隆盛に思いをはせていただければ幸いです.