トピックアウトライン

  • 一般

    背景色が黄色いリンクは,YeStudy にコース登録をしなくても開くことができます.

    このコースは,FD 研修会用 に使いました. 2020-09-03

    このコースへの たどり着き方1 YeStudy 内でコースを検索する:  情報科学

    このコースへの たどり着き方2

    YeStudy
    市場戦略学科 /(ページ 6,   下から 3 つめ)
    情報科学特講【演習】(水5)(西村 和夫)

    • YeStudy のことは,YeStudy でやろう! +
      PowerPoint を使わず,YeStudy で説明します.
    • もくじ
      1. 出欠の取り方 出欠
      2. 課題の回収方法 (課題)
      3. 感想や回答の回収方法 (フォーラム)
      4. 補足説明 小テスト
    • 体験型学習:  これから 15 分間は,学生の気持ちになってお楽しみください.

    通常のコースでは,この枠内の表示はありません.

  • トピック 1

    出欠の取り方 出欠)   14:23 (5 分)

    実際に出席してみましょう!

    出欠の必要性

    • 授業で YeStudy を使う場合は,(現状では)学生にコース登録を促すために,「出欠」または「小テスト」が有効です。学生は,懸命に出席または受験をしようとするからです。

    出欠機能の仕様

    • 遠隔授業では,学生が スマートフォン を使う必要があります(PC では出席できません)
    • スマートフォンで出欠を取る場合は,事前に位置情報 (GPS) を通知する設定も必要です。
    • 事前に準備の案内をしておいても,初回に全員が出席することは困難です。
    • 出欠開始時にコース登録が完了している学生だけが「出席」できます。

    出席できない学生への対策

    • 点呼終了時に,出欠一覧で 赤字 (コース登録遅れ)の学生を手作業で「出席」に変更することができます。
    • 点呼終了時以降にコース登録した学生も 赤字 になります。授業終了時などに,遅刻/出席に変更することもできます。
  • トピック 2

    課題の回収方法 (課題)   14:28 (4 分)

    YeStudy のような LMS で回収すると,次のメリットがあります。

    • 紙を学生番号順に 並べ替えたりつけ込み をしたりする 必要がない
    • 紙を用いないので,室内のスペースを占有せず,保管する必要もないYeStudy では,2015 年以降の教材とデータがそのまま保管されています)

    課題は,次の形式で回収できます。テキストと,複数のファイルとを同時に提出することもできます(ファイルの大きさと個数は制限可能)

    テキスト

    • 文字列:  閲覧が容易。したがって,評点も容易。

    ファイル(注1)

    • 文書:  多くの科目で利用できる。(注2)
    • スプレッドシート:  統計学,経営分析など,表計算ソフトウェアを用いるあらゆる科目で利用できる。
    • スライド:  ゼミなどでの発表用のスライドが回収できる。(注2)
    • 画像:  鉛筆・ペン書き のノートを,スマートフォンで撮影して提出できる。とくに,図形習字 などの解答の回収に有効.(注3)
    • オーディオ:  語学,音楽などで利用できる。
    • ビデオ:  語学,音楽,体育,各種実習などで利用できる。

    (注1)学生全員のファイルがまとめて ZIP 形式でダウンロードできる(下図)。ファイル名の先頭に学生番号と氏名が付くので,整理や評価が容易。200 名までの実績あり。
    指定する前
      ↓ [すべての提出をダウンロードする] を選択する
    指定する前

    (注2)Word 文書と PowerPoint ファイルは開くのに時間がかかり,学生数が多いときには不便。PDF に変換してから提出するように指示するほうがよい。

    (注3)この方法を考案したのは,市場戦略学科の青木茂樹先生(総合情報センター長)です。学生経由で伺い,大いに感心しました。回収と評点が非常に楽になり,感謝に堪えません。

  • トピック 3

    感想や回答の回収方法 (フォーラム)   14:32 (3 分)

    フォーラムとは,(階層化が可能な)掲示板のことです。もし授業でリアクションペーパー(ミニッツペーパー)を回収し,次回に代表例を提示していたのなら,フォーラムの利用を検討する価値があります。

    感想・コメントや,Q&A などに利用することができます。

    メリット

    • 提出を,授業時間内に限る必要がない。
    • 学生が意見を互いに読み,意見を交換することができる。
    • 教師が全く介在しなくても,議論が進行できる。
    • もちろん,ときどき教師が介入したり,回答したりもできる。
    • Q&A では,学生対教師だけではなく,学生どうしで質問と回答をすることもできる。
    • YeStudy では,プルダウンメニューによって 評点が容易 にできる。500 件くらいまで対応可能。

    デメリット

    • 投稿内容が公開される。プライバシーはない。ただし,YeStudy では,氏名は非公開になる(実例を参照)。
    • 筆跡は分からない。
    • 学生をやや覚えにくい(アバターがあると覚えやすい)
  • このトピック

    トピック 4

    補足説明 (小テスト)   14:35 (2 分)~ 14:37

    実際に,小テストを受けてみましょう! 現在でも,受験できます.

    • 受検回数は「無制限」です.
    • 評定方法は「最高評点」です.
    • 毎回の受験の終了後に,正解が表示されます.

    問題1:  この講演では,YeStudy の説明をするのに _____ を用いました.

    問題2:  駒澤大学の緊急連絡先は _____ です.その電話番号 _____ を携帯端末に登録しましたか.

  • 第2部

    オンライン授業の メリット/デメリット

    メリット

    • オンライン授業だけのメリットはほとんどないでしょう.教室に PC またはスマホを持ち込めば,対面授業でもオンライン授業と同じことができるからです.
    • LMS を活用 せざるを得なくなったのは,メリットといえるかもしれません.
    • LMS によるメリット:  2段階の感想,反復小テスト,並べ替えとつけ込みをしなくてよい.
    • 作業をトップダウンに行い,まずともかく使えるものを準備するようになりました(アジャイルソフトウェア開発). ← 私だけかもしれません.

    デメリット

    • アイスブレイキングが難しい.
    • 初対面の学生たちのクラス(新入生セミナーなど)での,グループワークがしにくい.
    • トピック 6

      オンライン授業 あるある

      ライブ授業の場合

      • ライブでは,音声が途切れているのが分かりません.誰かが勇気をもって指摘するまでは. 対策は困難(未解決問題).別の PC などでモニタリングをしても,音声は出せません.音声を出すとハウリングを起こすからです.イヤフォンで聞くと,遅れによる違和感があります.
      • 録画するのを忘れてしまうことがありました(初期のころ) 授業スケジュールに REC と書くようにしたら,ほぼ忘れなくなりました.
      • Meet のチャットは,保存する前に退出すると消えてしまいます.「あっ...」と思ったことが何度も. これは授業スケジュールに書いても,忘れてしまいます.Google Chat なら半永久的に残るので,こちらに移行しました.
      • 授業開始時に「出欠」を取ると,出席できない学生が必ず何人かいます(2% ほど).しかし,授業開始時に「小テスト」を行うと,小テストが受験できない学生は全くいません. 小テストを行うほうがよいようです.
      • トピック 7

        TIPS

        • 授業時間の分割:  ライブ形式の 90 分授業では,45 分ずつの 2セット に分けるとよいです [2].セットの間に休憩を挟んだら好評でした。90 分の授業は長すぎるのです(昨年度まではそうでした)
        • 授業スケジュールの掲示:  ライブ形式では,授業スケジュール を作って学生にも提示しておく [1] と有効であり,共に楽です(途中で Meet の接続が切れても何とかなります)
        • アイスブレイキング の手法(簡易なもの):  先生とじゃんけん,先生に後出しじゃんけん(わざと負ける),ぱみゅぱみゅ方式(早口言葉).どれも,学生がビデオをオンにしなくてもできます.
        • 授業開始時の小テスト:  「先生からのお知らせ」で予習を指示しておいて,授業開始時に小テストをすると学修効果が高いようです.学生は,小テストを嫌がりません.むしろ,学習のインセンティブになると期待しているのには驚きます.前回までの問題も混ぜると,復習によいです.
        • 2段階の感想:  フォーラムに感想・コメントを投稿させ,その後に他人の感想・コメントに返信させるとよいです [1].
        • Chat で議論:  Chat は,アイスブレイキングの初期段階や,ディスカッションにかなり有効です.よく推敲してから意見が述べられるし,複数人で同時並行に意見が記述できます.ビデオ会議の補助としても使えます.(多数の学生で Google Chat を使うときは,Google グループを作成して登録するとよいです.)
        • Google スライド,スプレッドシート,Jamboard などは,グループワークをするのに便利です.
      • 参考になるリンク

        1. [ オンライン授業に初めて関わる教員のための教授法(ティップス)],
          名古屋大学教養教育院,  2020年4月1日.  ―  非常に示唆に富むオンライン授業のやり方:  教材を用意する前に課題を用意します. 教材の準備を始める前に,当該の授業回で学生に最低限理解してもらいたい内容を,小テストや論述課題にしましょう.課題は,教材以上に学生の学習の質を左 右します.深い理解を必要とする課題を用意するようにしましょう.意外に思うかもしれませんが,教員も学生も決まった時間に参加する学習のほうが,比較的 高い学習効果が得られます.
        2. [ 苫小牧高専における遠隔授業の実践について ],
          村本 充(国立高等専門学校機構苫小牧工業高等専門学校副校長 教務主事・教授),  国立情報学研究所【第5回】4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム,  2020年4月24日.  ―  p. 11, 学生に支持される授業形態 = 45 分ずつ 2 セット.
        3. [ 無理はしないで同じ形を目指さないこと:平時に戻るまでの遠隔授業のデザイン ],
          鈴木 克明 (熊本大学システム学研究センター長・教授,  日本教育工学会会長),  国立情報学研究所【第4回】4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム,  2020年4月17日.  ―  4 月時点ではとても良い講演だった.熊本大学大学院教授システム学専攻はこの有事にあっても平常どおり.もともと 100% オンラインだから(学生の 5 割が関東圏).
        • 付録

          知識の増加量の測定

          受講生が授業で獲得した知識を定量化してみた.

          知識の増加量 = 授業終了時の知識レベル ー 授業開始時の知識レベル

          • この講演の書誌情報

            • 西村和夫(経営学部), YeStudy の事例, オンライン授業実施の事前準備と事例紹介 ②, 第 1 回 FD 研修会, 駒澤大学, 2020-09-03.
            • キーワード: Moodle, LMS, 使い方, 双方向授業, 大人数授業, COVID-19.
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            • トピック 11

              • トピック 12

                • トピック 13

                  • トピック 14

                    これは,ダミーです.

                    下のビデオ(9 分)を見て,小テストに解答してください.
                    小テストは,14:49 から開始します.

                  • トピック 15

                    これは,ダミーです.

                    ビデオ (a) の一部を見てから,文科省の考え方 (b) を読み,リポートを提出してください(開くと要領が表示されます).