小幡城見学会

1999年6月13日(日曜)晴

 概要(1)  全員で(2), (3)  4人で(4)  夕食(5)  縄張の考察

変形武者走りにあった説明版

  小幡城遺構の特長

 小幡城は三方を湿地にかこまれた西に広が
る舌状大地に築かれている。
 城の構造をみると、西からの敵の侵入を想
定していることがわかる。突き出た「折邪」*
は、正面ばかりでなく側面の敵に対しても威
力を発揮し、また郭をとりかこむ深い「堀底
道」は、敵を自然と城外へ追いやるように工
夫されている。
 特に現在地は、堀底道から侵入した敵を撃
退する要所である。高台の部分は、城の西側
を中心とした情勢をつかむ「櫓跡」と思われ
る。また東にのびる土塁上に凹をもつ「変形
             武者走り」は、
             少い城兵で両側
             の堀底道の敵を
             攻撃できる機能
             をもっている。
              他の城には、
             例をみない遺構
             である。

           茨城町教育委員会
* 折邪 = おりひずみ

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NISHIMURA, Kankuro, Kazuo (nishimura@komazawa-u.ac.jp)