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2004-01-14 (画像追加) 画像は下のほうにあります.

(碑酒の碑は口へん)                1999-02-04 (改訂6版)
                                西村 和夫

      中国黒水城と河西回廊 1998 紀行(個人WWW用)

メンバー: 明知裕司,亀井哲治郎,川口達也,河野裕,佐々木豊,高橋真,長岡
        一昭,中村徹,西村和夫,宮田恵,柳達司,湯浅能史 (12 名); 李大建

概要: 1987 年の Far East Asia Logic Conference に端を発した中国旅行の 6 
    回目.今回も李さんの引率によって,内蒙古自治区西端のゴビをラクダで
    往復し,黒水城(カラホト)で野営した.ハードな砂漠の旅が最初にあっ
    たので,後は楽だ.その後,シルクロードの中部をマイクロバスで戻って
    きた.思い出のゴビ,全車パンク,尻の痛いラクダ,西瓜,キャンプの夕
    日,モンゴルの踊りと歌,白酒での乾杯,満天の星,太陽,木陰の塩茶,
    360 度の地平線,延々と続く祁連山脈と長城…

コース: 北京 →→ 鼎新 → 額済納 …→ 黒水城 …→ 額済納 → 嘉峪関 → 
    張掖 → 武威 → 蘭州 →→ 西安 →→ 北京 (…→ はラクダ)

07-16 (木)
  18:30 新橋“いそむら”で顔合せの会.今回は河野さんが幹事をしてくれた.
    関東組はほぼ集まる.湯浅君は日にちを間違えて,翌日現れたとさ.

07-29 (水)
    西村は,銀行で換金した $1400 をすぐに落とす.これを中国西安からの
    留学生(慶應・理工・大学院)が拾ってくれた.謝謝!
     ところで,李さんの勧めに従って5月に換金しておけば1万円の得だっ
    た.日本人全体が相場に鈍感かも.李さんには円安が判っていたのだ.

07-31 (金)
   8:30 第2ターミナル南案内所に集合.西村は 7:50 に着いてしまって,まずい
    朝食を食べた.笠原先生と藤田さんはキャンセルとのこと.当日朝に腹具
    合の悪くなった藤田さんはお気の毒.初めて旅行社 JAM を利用.
  9:55 関西組(高橋・宮田・柳氏)は JL785 で出発したはず.
  10:40 JL781 (B747SR).スッチーの宇田川さんが,荷物を配膳室の上に
    載せてくれた.キャリア組のおもしろい人.
  10:55 離陸.機内では日本食.
  12:55 北京に着陸.関西組,北京の長岡氏,李さんと合流.
  13:55 バス発.明知さんの隣の席にいた日本人女子留学生を乗せた.高
    速道路の途中でタクシーを止め,彼女を移した!
  14:52 なじみの西苑飯店に到着.部屋割り発表.西村は,今回も湯浅君
    と同室.ルームキーが磁気カードになっていた.旅費 US$1,335 を支払う.
  16:00〜17:30 湯浅君と紫竹苑公園に行く.広い池を一周.暑い.
  18:00〜19:30 ホテルそばの拷鴨.燕京碑酒と白酒“紅星二鍋頭”.こ
    のときは,まだこの酒が後の頭痛の種となるとは思ってもいない.

08-01 (土)
   6:10 発車.6:50 南苑航港場.軍用空港なのだが,民間人ばかり.ボディーチ
    ェックが厳しい.ナイフが取り上げられるかと思ったが,無事.ナイフは
    軍人にはごく普通のものなのだ.むしろ,電子蚊避け器とかヘアスプレー
    のような,珍しいものがひっかかっていた.李さんは靴を脱がされる.
   8:40? 離陸.CUA511 便 (4024, TU-154M).
  10:42 鼎新.ゴビ(砂漠)の中の軍用空港.付近にはほとんど何もない
    が,建物に人がいて安心 (7年前の酒泉のときは,本当に何もなかった).
  11:20 マイクロバスと荷物用車,先導車の3台で出発.先導のジープに
    は,呼和浩特(フフホト)市の龍昊地質古生物研究中心主任の譚琳さんと
    その運転手?が乗る.
  11:55 鼎新市街で昼食.黄河碑酒,西涼碑酒.李さんが2菜を作る.
  13:00 発.ゴビの中の一本道を延々と 300km 走る.伏流河を越す.
  ??:?? 到着寸前で歓迎門の工事中.ゴビの中を迂回してはまる.
    ジープで引く.皆で押す.荷物車の下を掘る.
    これが2回.ジープがパンク!
      小高い丘のような軍事基地が見える.1000 人が収容できるという.全
    部で九つあるそうだ.これのために,この地区は中国人でも立入禁止だっ
    た.今でも特別な理由がなければ来られない.我々は数学研究?
  19:00 額済納旗(エチナチ,旗は県の下の行政単位)の額済納賓館.エチナ
    は黒い水の意.やっと着く.新疆のときほどは揺れなかったが疲れた.
  20:00? 夕食.文物旅游局長の納森(ヌォスン)さんと食卓を囲む.給仕係の
    女性2人がモンゴルの民族衣裳を着て,歌いながら白酒(二鍋頭!)を勧
    める.断るわけにはいかず,やむを得ず飲む (^^;).はて,私のは量が多
    いような? やがて,運転手2人の白酒責めにあう.3杯一気は初め
    ての経験.じゃんけんで負けたほうが飲む.じゃんけんは,指の合計数を
    当てるのと,5すくみとの2通り.どうも,西村はかなり酔ったらしい.
     ここからは記憶がないのだが: 西村は,食堂からの帰り途で,どうも
    工事中の穴に落ちたらしい.翌日気づくと,シャツの背中に土の跡があり,
    掌にケガをしている.それどころか関係者によると,ベッドで吐いたらし
    い.意識不明状態だったので,同室の湯浅君は驚いて(近所で電燈のつい
    ていた)柳さんと宮田さんを呼び,柳さんが経験豊富そうな明知さんを呼
    んできた.そして屍体処理は明知さん,撮影係は宮田さん,監督が柳さん
    という配役で事は進行した.毛布,マット,衣服,下着を取り,洗濯まで
    してくれた.西村は,記念撮影のときVサインをしたという. (*^^*)

08-02 (日)
   7:30? 朝食.西村は爽快な目覚め.パンツ一つでシュラフをかけて寝ていたの
    が不思議だった (^^;).湯浅君はどう切り出すか悩んだそうだ.
   8:30 出発.面包,油条,ソーセージ4本,鉱泉水3本,缶ビール2缶を渡され
    る.GS に寄り,運転手さんがポンプの修理をしてから給油.
   9:20 ゴビ中のダムに到着.ここから駱駝に 27km 乗る.交渉が長引く.
  10:30 乗駱.跨がった途端にラクダが立ち上がったため,西村は落駱す
    る.後で考えれば,牧民が手綱をしっかり下に引いていてくれなかったか
    らだ.ほかにも誰かが落駱したらしい.乗駱場所を変えたのは,下が柔ら
    かい砂地を選んだのだろう.とにかく出駱!
     10 分もすると,皆,尻が痛いという.駱駝は左右に揺れるなんて嘘だ.
    むしろ前後に大きく揺れる.駱駝にもよるが背は 2m ほどあり,落駱の恐
    怖がある.初めのうちは前のこぶにしっかりつかまる.両手を放して水を
    飲んだり写真を撮るときは緊張する.やがてみんな無口になる.
  11:15 一塔(遺跡)で小休止.ほっとする.しかし,先は長い… 明知
    さんたち数人がたまりかねて歩く.
  12:30〜13:35 五塔(3个塔)で昼食.缶ビールにティッシュペーパー
    を巻いて水をかけておくと,かなり冷える.15 分で 10 ℃くらいか.そ
    れだけ乾燥して風が強いということ.また,辛苦の旅に…
  14:37 大同城(遺跡)で休憩.この辺りの南中時.壁の影で涼む.ゆっ
    くり休んでいると,やがてバイクの音がして(!!),西瓜が届く.旨い! 
    遠回りすれば,ここにはバイクで来られるのだ.16:20 発.
  17:20 黒水城(遺跡)西側に到着.井戸があり,水を頭から浴びる人.
    西村は,風邪で抗生物質を飲み続けていたので,安心して水を飲む.
  18:00〜18:40 黒水城(黒城,カラホトともいう)の見学.高さ 12m く
    らいの見事な城壁が残っている.もちろん,日干し煉瓦製.明代に元代の
    城壁を拡張した.北東部分は元代と共通なので,東門は北に寄っている.
    逆に西門は南に寄っている.ともに堅固な造りで,桝型もある.城内には,
    多量の陶器片,ヒトの腰骨やラクダの骨があった.
      見学中にテントを張ってくれた.テントは,現代的な継ぎ管式のポール
    を差し込むもの.どこから集めたのか?
  18:40 薪を拾う.探すと,カラカラに枯れた木が小山にたくさんある.
  ??:?? 夕食.激辛カップラーメン.テントに持参の寝袋を広げる.
    佐々木さんがダウン.塩分不足らしく,ポカリスエット粉末で後に快復.
  ??:?? 宴会.モンゴルのおばさんが地声で歌いながらキャップの白酒を
    勧めてくれる.とても断ることはできない.日本側からも勧める.何周も
    する.牧民の踊り.炭坑節を踊る人たち.夜は更けていく.
    西村は,いつしかそのまま後ろに倒れていたらしい.テントに戻ってから
    吐く.かろうじてテントの外に.(^^;)
     大相撲モンゴル場所を開催したそうだ.納森さんは,体格がよいうえに,
    技で圧倒的に勝っていたという.

08-03 (月)
   7:00 爽快な目覚め.井戸で顔を洗う.激辛カップラーメンの朝食.
   9:00 出発.帰りのコースは,直線的.一気に1時間半乗る.
  10:30 五塔(2个塔)で休憩.11:00 発.西村は,耐えきれず歩く.
  12:00 ゴビの中央で休憩.またもやバイクで西瓜が来た! 12:30 発.
    徒歩グループは近道を行く.同じ道をついてきた李さんと高橋さんは,急
    な下り坂で駱駝が駆け出したため振り落とされる.砂地でよかった.(^^;)
  13:00 昼食.塩茶が旨い! 4杯飲んだ.カップラーメンはパス.13:55 発.
  14:15 ゴビ出口のダム着.木陰で涼む.李さんは泳ぐ.14:50 発.
  15:30 額済納旗賓館に帰る.風呂とビール.湯はすぐに尽きる.缶ビー
    ルをティッシュペーパーで冷やしてみたが,ゴビほどには冷えなかった.
  19:00 お礼の宴.長い1日だった.

08-04 (火)
   7:00 朝食.7:58 発.8:40 工事の迂回路を無事通過.
  10:35 休憩 5 分.163.5km 地点.はて,後続の荷物車が来ない?
  11:00〜11:30 荷物車を待つ.181.5km 地点.後続のバスなどからの情
    報により,2輪もパンクしたことが判る.1本道ならではの情報伝達だ.
    先行しているジープを迎えに戻すことにして,出発.
  12:41 舗装路で待っているジープに追い付く.236km 地点.ジープは引
    き返す.我々はそのまま進む.はたして荷物はどうなるのか?
  14:23 金塔市.面を食べる.西涼碑酒.15:13 発.
  16:13 酒泉公園.霍去病将軍が下賜された酒を注いで全軍で飲んだとい
    う池.李白の《月下独酌》にある詩“天若不愛酒,酒星不在天,地若不愛
    酒,地應無酒泉”の碑.ここからは,7年前に廣瀬健先生と通った道.
     中央の鼓楼も見た.“東迎華岳,南望祁連,西達伊吾,北通砂漠”の額.
  17:00 夜光杯工場.土産を買う人たち.
  17:45 GS 発.
  18:14 嘉峪関.長城の西のはずれに近い関所.2重の城郭.ただの土塀.
  19:00 集合.西門に廻って写真を撮り,19:20 発.
  19:30 長城賓館.新しく気持ちのよいホテル.
  20:00 柳氏誕生会.なんとケーキがある! 李さんの手配.白酒は全興特曲.
    食事中に荷物車の李さん登場.拍手で迎える.タイヤに草を詰めて
    走ってきたそうだ.バイクの本の知識としては知っていたが,実際にやる
    とは…

08-05 (水)
   9:05 発.10:37 休憩.瓜.
  11:56 高台烈士陵園.こんなところで紅軍(西路軍)と国民党との激
    戦があったとは.12:30 発.
  12:40 穆斯林(イスラム)飯荘.イスラム炒面と牛肉面.13:55 発.
  15:13 張掖賓館.洗濯! 過去に殺人事件があったという.
    西村は,7年前にもこのホテルに泊った.
  16:05 歩いて大仏寺へ.涅槃像,歓喜仏など.17:00 木塔寺に登る.
  18:00 帰宿.西村は,市場に行ってシャツを補充.
  19:00 小吃へ.羊の下水(内蔵)が旨い.
  20:35 帰宿.探検.

08-06 (木)
   7:00 朝食.8:00 発.
   9:08 馬蹄寺石窟.9:25 下車.眺めが佳い.アルプスのよう.
  10:35 発.少し上にある裕固族の招待所に.いきなり白酒と絹のレイ.
    撒子と塩入り仍茶.美少女の歌と踊りと,白酒一気飲み.11:40 発.
  12:45 帰宿(張掖賓館).瓜.13:10 発.
  13:30 パンク修理(右後内輪).ダブルタイヤでよかった.14:09 発.
  14:50 修理屋.先に届けてあったタイヤを回収.15:06 発.途中から長
    城と並行して走る.
  15:37 長城を道路がぶち抜いている.食堂と偽砦ができていた.昼食.
  17:09 発.18:30 散尿.
  19:30 武威市の天馬賓館.市の中央にあるホテル.カラオケバーで人頭
    馬(Remy Martin)の中瓶を買う.席料 5 元とか.
  21:00 夜市で小吃.生煎飽子が旨い.巨大な夜市.

08-07 (金)
   6:30 西村は,早く目覚めたので散策に出る.道路両脇の屋台を公安のサイド
    カーが追い払っている.そのためか,食べ物の屋台がない.
   7:00 結局,昨晩の夜市場で牛肉面.裏の体育館?では,なんと朝から
    社交ダンスをしている.7:25 帰って,食堂へ.
   7:30 皆は朝食.8:16 発.
   8:26 皇台酒廟.工場は見せてくれない.何学平副主任とサシで乾杯を
    した後,土産物を買わされる.10:10 発.
  10:22 雷台.漢代末期の廟.地下の墓に入る.飛燕を踏む青銅の奔馬は
    ここから出土した.係員に白酒臭いと疑われる.10:50 発.
  11:00 文廟.はて,記憶がない.11:37 発.
  12:00 GS で昼食に拌面と牛肉面.12:55 発.長い緩やかな上り.
  14:30 海抜 3000m の烏鞘嶺を越え,散尿.西瓜.14:55? 発.
  16:45 散尿.17:00 発.高速道路ができている.丘には羊の道の縞模様.
  18:00 蘭州.洞窟が今も残る.郊外で羊羔肉(マトンカレー).19:45 発.
  20:00 金城賓館.市内の信号は秒読みをするようになっている.日本に
    も導入したい.
  ??:?? 長岡氏の部屋で,凉都大曲と皇台酒で大宴会.運転手さん2人を
    呼んで,中国式じゃんけんで盛り上がる.
    “イー,アール,サン! チョウ(臭),チョウ,チョウ!”
     さらにその後,河野さん,川口さんとカラオケバーで飲む.

08-08 (土)
   9:00 蘭州拉面(韮葉面).2種類あった.旨い!
  10:00 発.譚琳さんとお別れ.フフホトまで3日かけて帰ったとか.こ
    ちらの車中では,運転手の郭松林さんの挨拶が感動的.
  11:15 中川机場.12:50 離陸.H4168 (2937, B737-300).
  13:45 西安.14:05 マイクロバス発.ガイドは,若い張振東君.
    西門(明代のシルクロード起点),鐘楼,歴史博物館.17:30 発.
  18:00 徳発長酒店(本店)で餃子宴.宝鶏碑酒.19:50 発.
  20:10 建国飯館.やっと兌換できる.また手書きTシャツを買った.ロ
    ビーのバーメニューをコピーする.
  21:10 バーで生の宝鶏碑酒.旨い! 人頭馬(Remy Martin).

08-09 (日)
   8:00? 朝食.9:05 発.
   9:56 兵馬俑坑.入場券が磁気カードになっていた.ただし,2号坑か
    ら後はパンチ.全天パノラマの映画館ができていた.秦の始皇帝が戦いを
    始めてから,亡くなり,兵馬俑を作り,発掘されるまで.11:45 発.
     6人が午後は自由行動したいといったが,張君はなかなか許可しない.
    バスの中で囲んで談判.個人主義の中国人が“団体行動だから”
    なんて言う.“もういい.夕食も勝手にとる.”といったら,やっと夕食
    の場所と運転手の携帯電話番号を教えてくれた.
  12:00 昼食.漢斯(ハンス)碑酒.張君が“タクシー2台よりも面包1
    台のほうがよい”という.“初めて理屈に合うことを言った”と長岡氏.
  13:05 分散して出発.正規組は,華清池,大雁塔と,会社指定の土産物
    屋,それとお茶を買いにデパートへ.デパートでも“団体行動!”
     個人行動は:川口さん,宮田・柳組,亀井・長岡・西村組.
 13:55 雨の新華書店で各組が別れる.ビニール傘(15 元)を買う.
  14:20 亀井組は,再会した張先生と,肯徳基(ケンタッキー)で話す.
    アメリカ人はいるが,日本人はいない.珍しいとみえて,注目される.そ
    れから外文書店と新華書店を見る.Windows 98, Office 97 などの本があ
    る.出版が早くなった.建国飯館に戻り,ロビーで礼物を受け取る.バー
    で生ビールなど.そうこうしているうちに集合時間になった.タクシー発.
  17:45 五路口東の金夫人近くの華林美食城.“日本人は時間を守る!”
    と啖呵をきった手前,皆早めに集まる.宝鶏碑酒.19:25 発.
  19:40 帰宿.“23:00 に荷物を出せ”というのに反対したが,結局だめ.
  21:00 バーで宴会.23:30 解散.西村は,皆から元を集め,カードで支
    払う.来週また中国に来るので,これで安心.

08-10 (月)
   6:05 発.ビニール傘はホテルに置いてきた.7:05 机場.
   9:00 離陸.WH291 (2123, A300-600R!).とてもよい機体.なんと“当便で
    はもっともやさしいスチュワーデスのナンバーをご記入くださいませ”
    というアンケートがあった! これが共産主義国家か?
  10:15 北京.北京残留組(河野,長岡,中村,高橋氏)および李さんと
    別れる.11:00 国内線出発のフロアで昼食.ぶっかけごはんが美味しい.
  11:50 チェックインカウンタ前.先発の関西組(宮田・柳氏)を見送る.
  13:50 JL786 便(関空行き)は予定どおりに飛びたっていった.
  14:20 搭乗.土産に燕京碑酒缶を買う.14:50 発の予定が,積乱雲のた
    めに待たされた.
  16:05 離陸.JL782 (B747SR).16:10〜13 かなりの乱気流で揺れた.
     なぜか我々だけアンケートを求められる.おとなしくしていたのに.(^^)
     前の座席のアメリカ娘に,成田のよい寿司屋を訊かれる.スッチー達に
    尋ねると,言下に“江戸っ子寿司”という.後は彼女らに説明してもらう.
  20:03 成田着.流れ解散.お疲れさま!

  20:35 箱崎行きリムジン.21:50 水天宮から半蔵門線.車内でリムジン
    から一緒だったアメリカ人一家の坊や Tyler 君と話す.なんと,近所.
  22:30 帰宅.荷物を開けると,白酒臭い.
  22:50 いつものバーで,ジンバックと Caol Ila 1977 を飲む.ジャズに飢えて
    いたことに気がつく.

09-18 (金)
  18:30 神田川で反省会.李さんご夫妻の歓迎会でもあり,写真交換会でもある.
    今回は,前もっての郵送が多かった.ディジタル画像の印刷は遅くて
    大変だった.西村は,30 分で中座.

11-23 (月)  朝日新聞社刊 AERA 11.30 号に河野さん撮影の黒水城が載る.(了)


 画像をクリックすると、2倍の画像が別画面に開きます。 

07-31 (金)

001 001
8:30 第2ターミナル南案内所に集合.

002 002

003 003
不安そうな二人

004 004

008 008
スッチーの宇田川さんが,荷物を配膳室の上に載せてくれた.キャリア組のおもしろい人.

005 005

006 006
10:55 離陸 JL781 (B747SR).機内では日本食.

007 007

009 009

010 010

011 011
ワインを追加注文して盛り上がる.

012 012

013 013
12:55 北京に着陸.関西組,北京の長岡氏,李さんと合流.

014 014

015 015
13:55 バス発.明知さんの隣の席にいた日本人女子留学生を乗せた.高速道路の途中でタクシーを止め,彼女を移した!

016 016

017 017
北京でドルを集金.

018 018
この当時は非常に珍しい上げ底のサンダルとミニスカート

019 019
16:00〜17:30 湯浅君と紫竹苑公園に行く.広い池を一周.暑い.

020 020
18:00〜19:30 ホテルそばの拷鴨.燕京碑酒と白酒“紅星二鍋頭”. このときは,まだこの酒が後の頭痛の種となるとは思ってもいない.

021 021

022 022


08-01 (土)

023 023
6:10 発車.6:50 南苑航港場.軍用空港なのだが,民間人ばかり.

024 024

025 025

026 026

027 027
10:42 鼎新.ゴビ(砂漠)の中の軍用空港.付近にはほとんど何もない.

028 028
お世話になった運転手さんたち

029 029
呼和浩特(フフホト)市の龍昊地質古生物研究中心主任の譚琳さん

030 030
13:00 発.ゴビの中の一本道を延々と 300km 走る.伏流河を越す.

031 031

032 032

033 033

034 034
西瓜で水分補給(実は塩分も)

035 035

036 036
道標

037 037

038 038
??:?? 到着寸前で歓迎門の工事中.ゴビの中を迂回してはまる.
    ジープで引く.皆で押す.荷物車の下を掘る.

039 039

040 040

042 042
19:00 額済納旗(エチナチ,旗は県の下の行政単位)の額済納賓館.エチナは黒い水の意.

043 043

044 044
20:00? 夕食.文物旅游局長の納森(ヌォスン)さんと食卓を囲む.給仕係の女性2人がモンゴルの民族衣裳を着て,歌いながら白酒(二鍋頭!)を勧める.

045 045
断るわけにはいかず,やむを得ず飲む (^^;).

046 046


08-02 (日)

047 047
9:20 ゴビ中のダムに到着.ここから駱駝に 27km 乗る.

048 048

049 049

050 050
10:30 乗駱.

051 051
10 分もすると,皆,尻が痛いという.駱駝は左右に揺れるなんて嘘だ. むしろ前後に大きく揺れる.駱駝にもよるが背は 2m ほどあり,落駱の恐怖がある.

052 052

053 053

054 054
このローアングルは,ディジカメならでは.

055 055
やがてみんな無口になる.

056 056

057 057

058 058
11:15 一塔(遺跡)で小休止.ほっとする.しかし,先は長い…

059 059

060 060

061 061
ゴビに寝そべる

062 062
明知さんたち数人が,尻の痛さにたまりかねて歩く.

063 063

064 064

065 065

066 066
12:30〜13:35 五塔(3个塔)で昼食.

067 067
缶ビールにティッシュペーパーを巻いて水をかけておくと,かなり冷える.15 分で 10 ℃くらいか.

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休憩中の駱駝

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また苦行が…

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かなり硬い葉を食べている

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14:37 大同城(遺跡)で休憩.この辺りの南中時.壁の影で涼む.

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ゆっくり休んでいると,やがてバイクの音がして(!!),西瓜が届く.旨い!

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17:20 黒水城(遺跡)西側に到着.左遠くに見えている.

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井戸があり,水を頭から浴びる人.

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18:00〜18:40 黒水城(黒城,カラホトともいう)の見学. 高さ 12m くらいの見事な城壁が残っている. もちろん,日干し煉瓦製.明代に元代の城壁を拡張した. 北東部分は元代と共通なので,東門は北に寄っている. 逆に西門は南に寄っている.ともに堅固な造りで,外桝型もある.

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見学中にテントを張ってくれた.

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日没.右側に小さく駱駝がいる.

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18:40 薪を拾う.探すと,カラカラに枯れた木が小山にたくさんある.

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??:?? 宴会. モンゴルのおばさんが地声で歌いながらキャップの白酒を勧めてくれる.とても断ることはできない.日本側からも勧める.何周もする.

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酒を指に付けて,天と人と地に捧げてから,飲む.

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牧民の踊り.見事だった.

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炭坑節を踊る人たち.

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夜は更けていく.

100 100

ここで,カメラのバッテリーが上がってしまいました.(T_T)


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