縄張り図の作図の実例(画像)
更新 2008-03-19

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開始前に,歩幅の測定をしておきます(事後でもよい)

0122 122
10 歩で何メートルになるかを測り,数回の平均をとるとよいです.
(薮の中での歩幅も測っておくと,なおよいでしょう.)


縄張り図の描き方(あくまで一つの例)

 距離と方位を使って作図します. 直線的な土塁の稜線があったとき,その長さに対応する線分を紙上のその方向に描くのです.
  1. 紙上の城の配置をだいたい決め,起点(通常は最高所)に立ちます.
  2. 水平に持った紙を回転させ,城の向きに合わせます.
  3. 磁石を見て,紙の隅に方位記号を記入します.
  4. 起点を白紙の上に“+”印で記入します.
  5. 次に付近の輪郭をスケッチすれば,あとは自動的に何とかなるでしょう.(^_^)

実際の作図例

画像をクリックすると、2倍の画像が別画面に開きます。

1. 起点とする最高所に立ちました.

0125 125拡大図
2. 紙を水平に回転させ,描きたい向きに合わせます.
3. 紙上に北の向きを記入します.


0124 124拡大図 拡大図
4. 紙の上に起点の位置を“+”印で薄く記入します.


0127 127拡大図
5. 周囲の輪郭をスケッチします(ここは土塁の端でした).


0129 129拡大図
6. 次の目標点までの方角と距離を測定し,紙上に写します.
通常は輪郭を描きます(このときは土塁の稜線2本).


0131 131拡大図
7. そこからさらに次の目標までを描きます.

上の 5.〜6. を繰り返します.

初めは,単郭か2郭で稜線が直線的な城がよいでしょう.
(円形の郭などは,まずその縦と横の長さを測定し記入しておくと,あまり狂わずにすみます.)


こんな方法もあります


三脚を使う平板測量方式 → 0147 147

0133 0133 ← メジャー2本を使う“幹枝”方式

道具の画像

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NISHIMURA, Kankuro, Kazuo (nishimura@komazawa-u.ac.jp)