慶應義塾大学工学部 1974 年卒(32 期)同期会 |
連合三田会大会(2007 年 10 月 14 日)当日の 32(ミニ)講演会 |
トーク&スライドショー
故 敷島 悦朗 君(機械卒)
世界の秘境=南米アマゾン川源流,ギアナ高地,南米ペルー・アンデス,中央アフリカ高原・ナイル川源流,ニューカレドニア.
(参加人数: 同期=20名,家族+知人+一般=13名)
同期機械工学科卒の敷島悦朗君の「世界の秘境探検」のスライドを見ながらのトークと「西表島での沢登り」のビデオを視聴させて頂きました。
まずは敷島君のすばらしい体力に乾杯(感服?)したいと思います。30 代と思われる同行の若者の方がフーフー言っていましたね。
秘境探検と沢登りの動機は「大河の源流を探りたい」「水の出来る所を見たい」とのことでした。とてもシンプルだけど,何かと複雑な今の世の中で単純明快で良いなと思いました。
アマゾン川では,現地の子供達がピラニアと一緒に泳いでいることとか,捕まえたワニも皮は食べられないから捨ててしまうこととか(女性が聞いたら卒倒しそうですね),亡くなった人の写真は捨ててしまう習慣とか,日本に居てはわからないいろいろなことが聞けて,今後しばらくは話のネタに使えそうです。
高地にあることで空中都市として有名なペルーのマチュピチュも,体を慣らすためにクスコから降りていって観光したなんて,初耳でした。まさに世界には不思議が満載です。
後半のNHK BSで放映のビデオ「清流紀行 西表島 浦内川の沢登り」もすごかったですね。最近,写真家の白川義員さんが出した「世界100名瀑」の展示会に行って滝にはとくに関心を持っていましたので(実は今,わが家は家中が滝の写真だらけなのです),それを素手で登ってしまおうという敷島君の発想と体力はうらやましく思いました。
沢登りは,大河の源流が氷河のヨーロッパでは発生しなかった日本発のスポーツなのだそうです。なるほどー。でも地球温暖化でアルプスの氷河も消えつつあると聞いていますから,その内には日本から沢登りも輸出されることになるかも知れませんね。(環境問題の立場からすれ
ば,起きて欲しくないことです!)
というような訳で,同期の活躍を眼にして今年もいっぱい元気をもらいました。集まる同期も増えてきて今年は 30 名を超えました。これを読んでいる同期の皆さんも,来年は是非参加して下さい。できれば講演台に立って慶應ボーイ(ガール)の元気を発信して頂ければと思います。
甲斐莊 正晃(管理卒)記
PS. 今日の発見:
故 敷島 悦朗 君の紹介
略歴:
1951年 熊本県生まれ.
1974年 慶應義塾大学工学部卒業後,小学館入社.
1979年 同社退社,ヒマラヤ・ダウラギリ 5 峰登頂.
2015年 逝去
その後 水中造形センター・マリンダイビング編集部,山と渓谷社 を経て,編集制作会社(株)地平線 の代表に就任.
社団法人 日本山岳ガイド協会 山岳ガイド.
NPO法人 日本トレッキング協会 常任理事.
インタビュー記事など:
著書:
このほか雑誌記事も多数.