慶應義塾大学工学部 1974 年卒(32 期)同期会 |
連合三田会大会(2008 年 11 月 9 日)当日の 32(ミニ)講演会 |
トーク&スライドショー
田中 圭 君(機械卒)
現代の経済を支える海運,省エネルギーと船,船でなければできないことなどについて,Q → 解説 → A で楽しく語っていただきました.
(参加人数: 同期=23名,家族+知人+一般=7名)
昨年の講演者 敷島 君のコメント
小学生の頃,「将来の夢・将来なりたい職業」というアンケート調査が何度かありました.そのたび,私は「外国航路の巨大客船の船長さん」と記入していました.航海士とか機関士ではなく船長さん,国内航路の貨物船ではなく海外航路の客船というのが,今から考えれば可笑しいのですが.
ともあれ何故船乗りかというと,7つの海を航海し,異国の地に足跡を残すのが夢だったからです.海原に浮かぶ巨大な客船の写真や絵を集めたこともあります.大学は商船大学と決めていました.大型練習帆船・日本丸や海洋丸で卒業航海することが目標でした.
が,その夢も脆くも瓦解してしまいました.高校時代,船乗りになるなら泳ぎも達者でなければとの思いで水泳部(実際は水球部)に入ったのですが,泳ぎすぎで視力が落ちてしまい,選考基準(当時確か,裸眼視力 0.7 以上)に達しなかったからです.ということで,結局慶応義塾大学工学部に入学したわけです(おかげで皆さんとお知り合いになれたわけですが).
工学部同窓生である田中圭君から,私にとっては「憧れの船の話」を聞くことができました.おまけにレポートさせていただける.うれしい限りです.
ということで本題ですが,船に多少興味があり知っているつもりでしたが,田中君の話で実は何も知らないことが判明しました.箇条書きすると以下のようになります.
最後:火葬船(葬儀用の船)という船がある.(独り言:うん,これはいいアイデア.でも海を航行しながらのお清めになるわけだが,屋形船気分で盛り上がりすぎて大宴会になってしまうぞ!)
そんな新たな知識と独り言で,あっという間にお話終了の時間.船と海をこよなく愛する田中君の情熱がひしひしと伝わってくる講演でした.次の機会には屋形船の上で,一献傾けながら船の話をお聞きしたいなー,と思いました.
敷島 悦朗(機械卒)記
田中 圭 君の紹介
財団法人 日本船舶技術研究協会 勤務,企画・研究開発プロジェクトグループ長.
略歴:
国土交通省海事局舶用工業課長,JETROジャパンシップセンター(ロンドン)所長を経て現職,技術士(船舶・海洋部門).