Pen-Mark 慶應義塾大学工学部
1974 年卒(32 期)同期会
 32懇親会の報告 
    連合三田会大会の報告 
 要パスワード:  当日の写真 
Updated 2016-10-20

連合三田会大会の報告

晴天に恵まれた 10 月 16 日(日),日吉キャンパスで連合三田会が開催されました. 今年は例年よりも塾員の集まりが早く,午前 10 時には全国の塾員蔵 25 蔵が集結した酒蔵広場の飲食スペースはもう満員状態.まずは 1 年ぶりに会う 32期の仲間達と,日吉の丘での再会を祝っての 1 杯から始まりました.

25 蔵を次々とまわり,そろそろほろ酔いになった頃に,第 4 校舎 J11 教室で,理工学部同窓会総会が開催されました.落合正行同窓会長の挨拶の後,収支報告,そして今年から同窓会事業として新たに始まった同窓会奨学金を授与された学生全員が登壇して,お礼の言葉を述べました.

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いよいよ同窓会講演会の始まりです.安西祐一郎先生による「認知科学研究 40 年 その先に見えるもの 」と題しての講演.1956 年に認知科学は誕生しましたが,1972 年にハーバート・サイモン先生の著書『人間の問題解決 (Human Problem Solving)』に巡り合った安西先生がこの領域に興味をもたれたのが 1974 年の頃であり,ちょうど 32 期の卒業研究の時期と一致します.その後の安西先生の研究史が今回の講演のテーマでした.「人間の記憶にはコンピュータとは異なる処理方法がある.」「心は情報システムである.」「人間とロボットとのインタラクション」…….途中,青山藤詞郎理工学部長が安西先生のご指名によって登壇し,認知科学の基本というべき「ハノイの塔」のパズルに果敢に挑戦しました.(問題解決のためには自己学習することが大切という実験を見せていただきました.)


集合写真

講演会終了後に 32 期で恒例の記念撮影を行い,その後会場を日吉ファカルティクラブに移しての「32懇親会」.青山理工学部長,落合同窓会長を含めて 12 名の同期と家族 1 名の 13 名が参加し,近況報告,思い出話などに花が咲きました.懇親会はアッという間に楽しい時間が過ぎてしまい,福引 O 賞の大きな手提げ袋を下げて現実に戻りました.

会食時の集合写真

しかし,まだまだ飲み足りない,話し足りない人達は,東横線を渡って日吉の夜に散って行きました.

大木(応用化学科卒)記

安西 祐一郎 君の紹介

略歴
1969 年 工学部応用化学科 卒業
1971 年 工学部管理工学科 助手
1974 年 大学院工学研究科 博士課程修了(管理工学専攻)
1979 年 工学部管理工学科 専任講師
1985 年 北海道大学文学部行動科学科 助教授
1988 年 工学部電気工学科 教授
1989 年 大学院理工学研究科教授(計算機科学専攻)兼任
1993 年 理工学部長
2001 年 塾長
2003 年 日本私立大学連盟 会長,日本私立大学団体連合会 会長,全私学連合 代表
2005 年 情報処理学会 会長
2008 年 環太平洋大学協会 会長
2011 年 日本学術振興会 理事長
2014 年 中央教育審議会 会長,文部科学省日本ユネスコ国内委員会 会長

受賞
1987 年度 情報処理学会 論文賞
1972 年度 計測自動制御学会 技術論文賞
1991 年 BABEL 国際翻訳大賞(『翻訳の世界』翻訳大賞) 哲学・思想・芸術部門第1位
2001 年度 人工知能学会 業績賞(2001年度)
2005 年 フランス 教育功労章コマンドゥール
2008 年 紫綬褒章(情報学)
2015 年 文化功労者(情報科学・認知科学・学術振興)


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この 2 週間後にある 矢上再訪(10月29日)

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