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西村和夫セミナーのシラバス(詳細版)

演習1・2・3 の要項 演習とは … Wikipedia

→ ● 要約版
2009 年の卒業生
緑色の表紙の本は,各自のゼミ論文です.
バラの花は,西村からの卒業祝いです.
→ 【教材
(1) 演習のねらい

自分で問題を発見し,分析し,解決する能力を養う. そのために,いくつかの例題の解決を通して,問題解決の手法を学習する. また,発見した問題とその解決結果を報告することによって,自分で見つけたテーマ(問題)で論文を作成し,発表できるようになる.

到達目標:

演習1(2年次)
  • タッチタイピングで,速度 20WPM, 正確さ 95% に到達している.
  • 事務的な文章の書きかたを習得している(頭括法で書ける,ビジネス文書が書ける,しっかりした構成のリポートが書ける).
  • Wikipedia で公正な編集ができる.
  • リポートに必要な検索ができる.
  • HTML の文法に従った正しい Web ページが作成できる.
  • 問題の発見と解決の手段を知っている.
  • 表計算ソフトを利用した問題解決ができる.
  • 公表された論文を自力で探し,内容を要約して発表したことがある.
  • SPI を知っている.
演習2(3年次)
  • 自分で問題を発見し,解析し,解決して,報告することができる.
  • 参考文献を原典までたどることができ,そうすることの重要性を知っている.
  • 簡単な論文を作成することができる.
  • 『会社四季報』の読みかたを知っている.面接官を体験したことがある.
演習3(4年次)
  • 論文作成に必要な資料を自力で探し,内容を理解している.
  • 論文の作成過程と完成品の要約版を Web に掲載している.
  • 論文を書き上げている.
2003 年の合宿
(2) 内容・スケジュール
入ゼミ手続き(1年次)

面接および SCT(文章完成法テスト)によって選考する. 説明会 に出席しないと,面接が受けられない. 原則として“情報処理基礎 A, B”を履修していること.

演習1(2年次)

論文作成のリテラシー(問題の設定,情報の検索,発表のしかた)を身に着ける.

(月) 内 容
1 (4) アイスブレーキング役員の決定.
2〜6 (4〜5) タッチタイピングの習熟(全員が毎分 100 文字以上タイプできるようになる)⇒ リポートや論文の作成に役立つ.
3〜7 (5) W3C が定めた文法に従った HTML 文書(Web ページ)の作成.文法の検査.CSS. ⇒ ゼミ論文の発表に役立つ.
8〜10 (6) 書誌情報による検索のしかたと検索練習. ⇒ リポートやゼミ論文の作成に役立つ.
11〜14 (7) 文章の書きかた: 頭括法,ビジネス文書の書きかた [1],リポートの書きかた.
15 (9) 研究発表会(検索結果の報告)
16〜21, 26〜30 (9〜12) 問題の発見と解決: 問題とは何か,解決の諸方法(参考書 [3]; 4つのナイトの交換問題, 川渡り問題 など) ⇒ ゼミ論文の作成に役立つ.
22〜25 (11) コンピュータによる問題解決(表計算ソフトウェアの応用).
演習2(3年次)

ビジネスプロセスの要求仕様の書きかたと,論文の書きかたを習得する.

(月) 内 容
1〜11 (4〜6) テーマの発見と,発表の練習.小論文の作成.
12〜14 (7) ゼミ論文のテーマの決定.
15 (9) 研究発表会
20 (9) 論文 Web ページの作製.
21〜23 (10) 面接官のしかた.
24〜26 (11〜12) 要求仕様の書きかた.
27〜30 (12〜1) ゼミ論文中間報告書の作成.
28 (12) 『会社四季報』の読みかた.
演習3(4年次)

論文(報告書)のまとめかたと書きかたを習得する [2]

(月) 内 容
1〜6 (4) 資料(論文など)の調査.
3〜11 (5〜6) 中間発表.
12〜14 (7) リポート提出.
15 (9) 研究発表会
16〜26 (9〜11) 論文の作成と発表.論文 Web ページの作製.
27〜29 (12) 論文提出.文書作成ソフトウェアで作成したものに限る.
30 (1) 発表会.論文は各人のものを 2 冊ずつ製本し,1 冊は卒業の記念として与える.
その他
就職活動についてのアドバイス.
面接の実習.SPI に沿った学習.
◆ 発表会(年 1 度)(合宿はしていません.)
◆ イベント(年 1 度)
2002 年の合宿
(3) 履修上の留意点

ゼミのほとんどを総合情報センター内の教場で行うが,コンピュータの操作方法を教えるわけではない.現在コンピュータについての知識がある人ではなく,やる気と実行力のある人を求む.原則として“情報処理基礎 A, B”を履修していること.

(4) 成績評価の方法

演習1: 平常点,タッチタイピング,Web ページの文法適合度,検索課題,リポート

演習2: 平常点,テーマの発見と発表,小論文,ゼミ論文中間報告書

演習3: 平常点,Web ページ,ゼミ論文,発表

(5) 教科書
なし,教材
(6) 参考書等

[1] 吉田幸生,仕事の文章が面白いほど書ける本,中経出版,1992.

[2] 木下是雄,理科系の作文技術,中公新書 624,1981.

[3] P. Grogono and S. Nelson(永田訳),問題解決とプログラミング,近代科学社, 1985.

2002 年の合宿
(7) その他

皆さんは,大教室での授業を受けているでしょう. しかし,ゼミは少数の学生グループと教員とがともに研鑚するものです. ゼミの運営は学生が自主的に行い,教員はその補助をします. おそらく,皆さんの大学時代の楽しい知的活動の思い出となるでしょう.

プログラミングは基本的には自分で行うべきものです.完成したときの喜びは他人に教わっていては分かりません. 私は質問があれば答える程度にします.

なお.どのゼミを選ぶにしても,友人につられずに 自分の判断で決めてください. 交際期間は,現在の友人とよりも,ゼミの仲間とのほうが長くなるのですから.

(8) このページへのたどり着きかた

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NISHIMURA, Kazuo nishimura@komazawa-u.ac.jp