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PowerPoint 原稿の表紙 (C) Nishimura 2019

体積測定で検証する
土塁の取崩しによる土橋の造成

西村 和夫
(中世城郭研究会)

駒澤大学 経営学部
〒154-8525 世田谷区駒沢 1
nishimura@komazawa-u.ac.jp

概要

検証: 測定によって移動した土量を計算し,破壊 2 があったかどうかを確かめた.

仮説: “土塁を崩して土橋を造った.”

目的: 仮説を 採用棄却 する判断材料を得る.

手段: 移動前後の体積を比較する.

  1. 崩したと考えられる土塁(幅,高さを推定)
  2. 造ったと考えられる土橋(幅,深さを推定)

仮定: 外部との土の出入りがない.

手法: 数学的な公式,数値積分(シンプソン公式)

付録: 公式集(副産物)

動機

城跡を観察すると,堀を掘った土で土塁を形成したと考えられる場所が多くある.逆に,城の建設後のいつかに,土塁を崩して堀を埋め立てたと考えられる場所がある.

同様に,土塁を取り崩して土橋を形成したと考えられる地形に遭遇することがある.このとき,直観的にほぼ確信をもって“土塁を取り崩して土橋を造成した”という仮説を採用したくなる場合と,判断をためらう場合とがある.

取り崩されたと考えられる土塁の体積と,造成されたと考えられる土橋の体積を計算して比較すれば,検証の材料に使えると考えた.

dot 予稿の Web ページ  2019-07-22
dot 数学的な公式の証明  2019-07-17

dot [PDF] 配布資料  2019-07-09 (2.0MB)
 [docx] 配布資料(原版)  2019-07-09 (2.8MB)

dot [PDF] スライド  2019-08-03 (3.0MB)
 [pptx] スライド(原版)  2019-08-03 (5.2MB)

旧表題:  土塁の体積と堀の容積

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発表:  西村和夫「体積測定で検証する土塁の取崩しによる土橋の造成」in 真剣討論・城郭研究『第36回 全国城郭研究者セミナーat 駒澤大学 深沢キャンパス アカデミーホール, 中世城郭研究会, 2019-08-04.


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