セミナー操典
2013
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天之巻(企画・準備編)
セミナーのテーマ・報告者については,前年の 12 月例会または臨時例会(忘年会に伴う)において,基本路線を決定することが望ましい.そのためには 11 月の合同踏査会等の機会を利用して,城郭談話会その他の主要関係団体と意見交換を行っておくこと.
セミナーの基本路線が決定したら,報告依頼者への打診を順次行う.1 月頃までには,報告者の内諾を得ておくこと.
報告者への正式依頼文の発送は 2 月頃までに行い,報告のタイトル(仮で可)を確認しておく.レジュメの原稿締切りは 6 月厳守とする.
案内の発送は原則として,6 月の例会(第 3 日曜)に行う.発送部数は通常 *** 部.セミナー会計に前年度繰越金があれば,発送に要する封筒・切手・葉書代等の立替分をこの際に清算しておくことが望ましい.
レジュメの追加資料については,当日急に原稿を持ってこられてもコピー事情等により対応できない場合があるので,原則として報告者各自で用意してもらう.この旨を報告依頼に明記し,所要部数についてはセミナー1週間前くらいに事務局(東京開催の場合は *** )まで問い合わせるよう,併記しておく.ちなみに平年の参加者は 230〜280 程度.
レジュメの印刷部数は 380〜430 部とする.平年の参加者は 230〜280 程度だが,当日レジュメ残部の購入希望者が多いので,当日だけで 280〜330 部程度ははける.後日の購入希望者も多いので,この程度の印刷部数が適当である.なお地方開催の場合,共催者(現地側)でレジュメ残部の引き取りを希望するかどうかについて,あらかじめ協議しておく.
会場は,参加者数 230〜280 を前提として選定する.ただし,全部の席に人が座ると,かなり窮屈になるので(荷物有),300 席程度は確保できることが望ましい.また,図書販売会場として,学校の普通教室程度のスペースを確保すること.
会場施設については,以下の点を必ず現地で確認しておくこと.確認にあたっては,施設の担当者(設備や運用に詳しい人)とよく話し合っておくこと.
発表会場の広さと座席数.
座席追加(パイプ椅子等)の可不可.
音響施設・スライド・プロジェクター等の設備.
会場内および周辺での飲食の可不可.
会場内および
周辺での喫煙の可不可.
会場で図書販売が可能であること(公共施設の場合,図書や物品の販売に制限が付く場合あり).「販売」と呼ばずに「交換」という呼称が強制されたこともあった.
受付の設置場所.
図書販売会場・受付でのテーブル・椅子.
案内用立て看板等の設置の可不可.
冷房設備(使用時間).
会場でのゴミの処理.
会場使用時間延長の可不可.朝は何時から入場可能か.
会場周辺における自動販売機・コンビニ・飲食店の有無.コンビニ・飲食店がない場合は,必ず案内にその旨明記すること.また,夏場で飲み物の需要が多いので,自動販売機の場所は当日司会からアナウンスすることが望ましい.
駐車場の有無.駐車場が確保できない場合は,自家用車での来場不可である旨,必ず案内に明記すること.ただし,実行委員会側の駐車スペース若干は確保しておくことが望ましい.
弁当は,概数を予想して注文しておき,直前に数量を確定するので,注文先とよく話し合っておくこと.単価は \500〜800 くらいとし,冷たいお茶等をつけたほうがよい.弁当の余りは赤字に直結するし,夏場でもあるので,数量確定の際には余分が出ないように気を付ける.それでもいくつかは当日キャンセルが出てしまう.当日キャンセルによる余りが出た場合は,昼休みの直前等に余分があることをアナウンスして,できるだけ買ってもらう.なお,会場が大学の場合は,弁当の替わりに学食を利用できる場合もあるので確認しておく.ただし,昼休みが短く,学食の利用は不都合な場合もあるので,弁当を主とし,補助的に学食が利用できることを案内したほうがよい.
弁当ガラの処理についても,確認しておく.弁当業者が引き取ってくれるよう,手配できることが望ましいが,不可能な場合は,会場側とよく打ち合わせておくこと.
懇親会は 100 人前後と予想して,早めに手配しておく.申込み締切日にいったん数を確定して,会場側と連絡を取り,直前に最終的な人数を再確認すること.
単価は \5,000〜7,000 の立食・飲み放題.
ある程度の椅子と荷物置き場を確保すること.
内容は質より量優先(会場側にはっきり申し入れる).
ウィスキーやワインを好む人も多い(ビールと日本酒だけでは不満が出る).
酒を飲めない人も案外多いので,ウーロン茶・ジュース等も揃える.
二次会についても,30〜50 人程度を予想して確保しておくことが望ましい.
宿泊施設は会側では斡旋しないのが,近年の原則となっている(事務的な負担が大きいので).周辺のホテルのリストを案内に添付して,参加者各自で対応してもらう.ただし,祭りや他の学会等のイベントと重なると,予約が難しくなる場合があるので,会場周辺の宿泊状況については早めに確認しておくこと.なお,主催者側の宿泊場所として 30〜50 人分程度は手配しておく.
弁当引換券・懇親会入場券を準備しておく.券は名刺大程度でよい.弁当券初日・2日目・懇親会券で,色を変えること.
手話通訳等の依頼が必要な場合には,あらかじめ会場となる大学や自治体を通じて依頼しておくこと.
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NISHIMURA, Kazuo
nishimura@komazawa-u.ac.jp