Pen-Mark 慶應義塾大学工学部
1974 年卒(32 期)同期会
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更新日 2014-08-05 ← 2014-07-01

理工学部 創立 75 年 同窓会記念パーティ の報告

2607

飲食無料,事前申込み不要でした.

記念パーティ
時間 12:30〜13:30
場所 矢上 厚生棟3階 大会議室

理工学部同窓会長 内田勲氏のお話

在学中に,早慶戦7連戦があり,その翌週が試験であった.そのとき,学部長と掛け合い,試験を 2 週間遅らせて貰った.その顛末は以下のとおり.

まず,先生に,「試験は何のためにやるのか」と尋ねた.その答えは,当然,「皆に勉強させるためだ」と返ってきた.それに対し,「今回は,早慶戦が7連戦となり誰も勉強していない.したがって,試験を実施する意味がないのではないか.」ともちかけた.すると,先生は,「試験を延期するには教授会を開かなければならない.おまえが至急,召集しろ.」と言われたので,駆けずり回って教授会を招集し,2 週間の延期を決めて貰った.

そのあとがたいへん.延期した試験で落第者を出したら先生の顔をつぶすことになるので,できの悪い学生に,できのよい学生をつけてきちんと勉強させた.結果として,全員合格した.

こういう話である.

今ではとても考えられない.交渉した内田氏もたいしたものだが,それを受けた先生も度量があった.小金井時代を知らない我々にとって,当時のキャンパスの,コンパクトで家庭的な雰囲気が感じられるよい話だと思う.よき時代であった.

(報告: 管理工学科卒 藤野 明夫)


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