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経営科学概論A 2020

知識の増加量(授業後 授業前)

前年度の結果 次年度の結果
後期 B の結果

授業で用いる代表的な用語を,授業の開始時にどの程度知っていたか/終了時にどの程度知ったかを,それぞれ4段階の数値で受講生に回答してもらいました.(回答は評価の対象にしないことを伝えてあります.)

知識レベル:
 0=知らない
 1=用語だけは知っている
 2=内容を少しは知っている
 3=内容を知っている

同一回答者 59 (注1) 人について,20 の用語に対する授業終了時の知識レベル (0〜3) と授業開始時の知識レベルとの差(最大値は 3)を集計したのが,下表です.

「実効平均」は,三つの無効な用語 (注2) (18)〜(20) を除いた知識レベルの差の平均値です.

用語: 各用語の知識レベルの差の平均値は 0.7 以上 であり,全用語の 平均値は 1.7 でした. 無効な用語 (18)〜(20) を除くと,知識レベルの差の平均値は 1.1 以上 であり,それらの 平均値は 1.8 でした.

受講生: 各受講生の実効平均は 0.7 以上 でした. 全受講生の実効平均の 平均値は 1.8 でした(中央値と最頻値も 1.8 です).

欠点: 次の2点は,あらかじめご了解ください.
(1) 受講者の申告に基づいているので,データの客観性と統一性はない.
(2) 知識だけ(しかも少数の用語だけ)の調査である.

用語についての知識レベルの差(授業終了時 − 授業開始時)

回答者 No.終了開始1234567891011121314151617181920212223242526272829303132333435363738394041424344454647484950515253545556575859
全平均1.72.30.72.62.32.32.12.22.22.22.22.32.12.02.12.01.92.02.01.91.81.91.81.81.81.81.81.81.71.91.81.71.71.61.91.81.61.51.51.81.51.51.51.71.51.41.51.41.41.61.21.21.21.01.21.21.2.91.11.0.9.6
実効平均1.82.40.72.62.52.42.42.42.32.32.32.22.22.22.12.12.12.12.02.02.01.91.91.91.91.91.91.91.91.91.81.81.81.81.81.81.81.81.81.71.71.71.71.71.71.71.61.61.61.61.31.31.31.31.21.21.11.11.11.1.8.7
(1)クリティカルパス2.52.70.233333332333333333333333322303033330333233332302322321202
(2)アローダイアグラム2.52.70.33333333333333333333333333212330322332323332331312312320201
(3)PERT2.42.60.2333333323332333333333222132333223323231333233121132233-1200
(4)経済的発注量 (EOQ)2.32.60.433333323333313223232-123322223232222213333303323232212102212
(5)算術平均値2.22.60.43321233333322231131322333233331232313330311222331330312012
(6)かんばん方式2.22.50.4233333333233323231033333322223222221211333332202333101012-1
(7)定期発注方式2.02.50.53333333223321221323112333222322122122231302321231202-122112
(8)代表値1.92.60.833332321233122221232323223121232032321231220321101211121112
(9)線形計画法 (LP)1.92.50.633233232321233223233322322213202223123212102212201312102-200
(10)ISO 90011.71.90.42333112233213322223-131231121213122122102103112022011120131
(11)工程,作業,動作 の区別1.52.30.933223312113321110201311232221222222200112131102211111002-131
(12)危機管理1.42.51.23203211222222222213222222122131201212220211122020-21-110100
(13)パラダイムシフト1.32.20.93223122321222222220321201112311221112003121-1011011-1102120-2
(14)事業継続計画 (BCP)1.31.80.73212212222230112021211011122123231122211111201202-1-1-10201101
(15)PDCA サイクル1.22.71.52230221312-111212121202000221000011032111203001102011203301
(16)UML1.11.20.12023122121131222011111101311102200111112022001111110101120
(17)ホーソン実験1.12.41.412301231102221122221031013101210121111-12012011002021011100
(18)サーブリック1.11.20.1212021232212012212111111202112033000200010-11000110112-12130
(19)ワークサンプリング1.01.30.31121121331111012111102111211112100021003002-102110012202100
(20)損益分岐点0.72.72.03100011-121023012102101-110122100211012010120-1112000-30000000

表中の空欄は,授業開始時または授業終了時の回答が空欄であって差が計算ができなかったことを示しています(平均値の計算には含めていません).

差がマイナスである欄は,授業開始時と授業終了時とで回答者の基準がぶれているか,知っているつもりだった用語を実は知らないことが受講中に分かったかのどちらかでしょう.

今期の授業中に解説をしなかった二つの無効な用語 (18), (19) の知識レベルの差は,他よりも小さくなっています(それが,アンケート結果の信頼性をある程度保証しています). しかし,差が 0 になっていないのは,授業用 Web ページで自習したのかもしれないし,講師へのサービスのつもりで授業後には知識レベルを高めに回答しているのかもしれません.

(注1) 差がマイナスである欄が 5 箇所以上あった人のデータ(2 件)は信頼できないので,除いてあります.

(注2) 無効な用語: 今期の授業中に解説をしなかった二つの用語 (18)「サーブリック」,(19)「ワークサンプリング」,および 多くの人が昨年度までにすでに別の科目で学習していた用語 (20)「損益分岐点」.

+ 授業 の知識レベルの棒グラフ    授業 の知識レベルの棒グラフ

もう一つの科目「情報セキュリティ A」の知識の増加量

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NISHIMURA, Kazuo nishimura@komazawa-u.ac.jp