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アンケートの結果 [4]

まとめ  [1]  [2]  [3]  [4]

回答項目間の相関

質問項目間の関連(相関)を調べ,意味のない項目(注)を省き,相関の高い列を隣に配列した表を作成しました(表1).

表1 回答項目間の相関(主なもの,左下三角部分だけを示す)

アンケート項目の相関

回収できた回答者のほとんど (97%) は2日目に出席した人であり,その多く (88%) は最後まで残った人たちでした. それを考慮に入れて,回答を評価する必要があります(1日目だけの参加者 90 人程度の回答は含まれていません).

相関から分かること

質問「 (2) 昨年の「馬出を考える」に出席したか」と「 (3) 今年の「真剣討論・城郭研究」(日曜日)に出席しますか.」とには,ほとんど相関がありませんでした. {つまり,今年の2日目の出席者は,去年のシンポジウムに出席したかどうかとは関係なく出席しているということです. 上に書いたとおり,欠席者がどうだったかは分かりません.}

同様に,(2), (3) の出席・その理由と他の項目との間には,相関がほとんどありません. 質問項目 (1)〜(5) の間には,ほとんど相関がありませんでした.

ただし,項目 (4) 真剣討論だけは,(5) 良いと感じた発表 との相関を示しました.

項目 (1)〜(5) 間で相関があった例外( (4) を除く)は,次の2点です.

項目 (9) 料理の味の評価は,おもしろいです.

(注)意味のない項目: 典型例は,「出席した」と「欠席する」は,前者だけを残し,後者は削除しました. 「出席した」と「欠席する」とは相反し,相関係数が −1 である負の強い相関をもっているので,片方があれば充分です. それ以外に,他の項目との相関係数が全て小さい(絶対値が 1.5 未満の)項目も,独立性が強くて意味がないので,削除しました.

なお,アンケートを評価するときは,上記の相関だけでなく, 投票数や内訳なども考慮してください.

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もくじ
まとめ  結果の評価
[1]  集計結果(データ)
[2]  今後のテーマへの希望
[3]  自由なご意見
[4]  回答項目間の相関

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NISHIMURA, Kazuo nishimura@komazawa-u.ac.jp