■ 論考 小山 文好「戦国期の境目の一つの変遷 : 常陸岩瀬地方の城郭の調査を通して」, 髙田 徹「尾張国楽田城 :『遺老物語』に記された「殿守」と縄張り考」, 木地谷 了一「常陸中居城周辺の城郭と堀切状遺構について」, 三島 正之「武田氏領域における交通路掌握の状況 : 武田氏の城郭による街道封鎖の実態」, 八巻 孝夫「越後・坂戸城の考察(下) : 縄張図を中心とした研究史・城の歴史と構造」, 目黒 公司「高柳城(新潟県加茂市)の縄張と城の役割」
■ 研究ノート 藤本 正行「長篠合戦の布陣図」
■ 報告 和田 剛「岡山県玉野市八浜町所在の大崎の遺構について : 天正一〇(一五八二)年二月の八浜の戦いに関連して」, 高橋 成計「但馬国東河内城の考察 : 尼子再興軍の城郭を求めて」, 寺井 毅「島根県・松江市玉湯町の中世城館」
■ 第三十九回全国城郭研究者セミナーの報告 目黒 公司「第三十九回全国城郭研究者セミナーについて」, 小池 絵千花「関ヶ原合戦の布陣の形成」, 関口 慶久「常陸江戸氏の城館と領域」, 堀 寛之「出土遺物からみた山崎城跡」, 目黒 公司「永禄後半における今川氏と城 : 遠州忩劇と引間城」
〈シンポジウム発表〉
三島 正之「長野県における山城の階段状削平地遺構 「削平地群」について」,
保角 里志「城の階段状曲輪と多重帯曲輪を考える : 山形県の事例から」,
竹原 学「長野県松本市虚空蔵山城跡の調査」,
金松 誠「三木城攻めの付城における雛壇状曲輪群について」,
寺井毅「多岐にわたる階段状削平地の活用 : 出雲地方の事例を中心に」,
秋本 哲治「安芸における階段状平坦地群の事例検討」,
岡寺 良「九州の中世城郭における小規模平坦面群 : セミナー報告を終えて」
〈シンポジウム〉山城の階段状削平地群 概要
■ 中世城郭研究会創立 50 周年記念文集(2) 土屋 比都司,福原 圭一,外山 信司,和田 剛,遠山 成一,渡邉 敬
■ 座談会 全国城郭研究者セミナーの 40 年
■ 論考 三島 正之「長野県における山城の階段状削平地遺構「削平地群」について」, 山本 浩之「白河市近辺における佐竹氏関係城館の成立背景」, 和田 剛「備中国・南山城跡の再検討 : クラスター分析と縄張り調査の成果から」, 髙田 徹「尾張岩倉城の構造 : 地籍図等からの再考」, 田嶌 貴久美「下総小金領の城郭と突出する櫓台について」, 八巻 孝夫「越後・坂戸城の考察(上) : 縄張図を中心とした研究史・城の歴史と構造」, 目黒 公司「横田中丸城と川口玉縄城(福島県金山町)の縄張と城の役割」
■ 研究ノート 寺井 毅「郡山城攻めにおける尼子氏の陣城について : タヌケガ城の縄張を中心に」, 田中 俊輔「青梅市要害山の城郭遺構 」, 藤本 正行「桶狭間の戦いの起因と勝因 」, 高橋 成計「若狭武藤氏の城郭配置と改修 : 朝倉氏の若狭支配と織田氏侵攻の狭間で」
■ 報告 山本 浩之「三坂向館について」
■ 第三十八回全国城郭研究者セミナーの報告 目黒 公司「第三十八回全国城郭研究者セミナーについて」, 杉原 賢治「縄張りから読み解く阿波一宮城の構造と変遷」, 石塚 三夫「埼玉県寄居町国史跡鉢形城跡の調査成果 : 第1期整備から現在まで」, 大川 泰広「西因幡狗尸那(くしな)城跡の発掘調査成果」, 目黒 公司「本庄繁長の乱と城郭」
〈シンポジウム発表〉 永山 愛「南北朝内乱期における攻城戦 」, 新谷 和之「戦国期畿内近国における攻城戦の実態 」, 福原 圭一「上杉謙信の攻城戦 : 「向城」と「向陣」を中心に」, 垣内 和孝「伊達政宗の攻城戦」, 山本 浩樹「戦国期西国における攻城戦をめぐって」 〈オンラインシンポジウム〉「文献史料からみた攻城戦の実態」
中世城郭研究会創立50周年記「縄張図とともに」4 井上 哲朗,小山 文好, 田﨑 茂,寺井 毅,富原 道晴,中井 正代,藤井 尚夫,藤本 正行,三島 正之「創立50周年記念号祝辞」■ 追悼 市村 高男,小髙 春雄,滝川 恒昭,嶺島 英寿「柴田 龍司さんへの追悼文」
■ 論考 髙田 徹「徳川家康の陣城考 : 三河支配期を中心に」, 藤本 正行「常識で読む関ヶ原合戦」
木地谷 了一「茨城県・北浦北岸に分布する城郭(後) : 武田氏と烟田(かまた)氏の城郭を検討して」, 和田 剛「備中高松城攻めと陣城群 : 織田・毛利方による陣城群形成型式への着目」, 田嶌 貴久美「印西庄の城郭 : 千葉県印西市・白井市の城郭様相」, 三島 正之「子壇嶺岳をめぐる山城 : 長野県青木村の中世城郭」, 八巻 孝夫「八王子城出土の「土製撒菱」を考える : 忘れられた城郭防御武器について」
■ 研究ノート 寺井 毅「石見銀山攻防と城塞群について : 矢筈城を中心に」, 高橋 成計「城郭から考察する若狭逸見氏の反乱 : 永禄四年の反乱と内藤宗勝及び若狭の動向」
■ 報告 室野 秀文「青森県平川市大光寺 大光寺古館の規模と構造」, 目黒 公司「米山寺城(新潟県上越市)の縄張」
■ 第 37 回全国城郭研究者セミナーの報告 目黒 公司「第三十七回全国城郭研究者セミナーについて」, 小川 英世「栃木県那須地域慶長5・6年の徳川方の防衛線 : 那珂川支流箒川南岸の城郭群」, 振角 卓哉「日野城と呼ばれた二つの城 : 近江国の蒲生氏城郭」, 和田 剛「備前・備中国境目領域の城や館群 : 岡山県中世城館跡総合調査の成果から」
徳川家康の城 特集2 〈シンポジウム 徳川家康の城〉 佐藤 純一「史跡 安宅氏城館跡 : 熊野水軍の城館群」, 望月 保宏「家康の掛川城攻めと陣城 : 永禄末期の家康の攻城戦について考える」, 川西 啓喜「浜松城跡における近年の発掘調査成果について」, 増山 慎「駿府城跡天守台発掘調査報告」, 前田 利久「天正期の駿府築城に関する文献的考察」, 平野 明夫「徳川家康の浜松移城」, 髙田 徹「三河支配期の徳川氏城郭 : 陣城・石垣・改修を中心に」, 〈オンラインシンポジウム〉「徳川の城 概要」
■ 特別掲載
論考 柴田 龍司「中世城郭の外郭部について」
エッセー 柴田 龍司「考古学と縄張り研究」
■ 追悼 遠山 成一,外山 信司,西村 和夫,橋口 定志,三島 正之,八巻 孝夫「柴田 龍司氏への追悼文」
■ 論考 和田 剛「岡山県井原市高屋の城館群 : 永禄十二年の藤井・毛利方の交戦に関して」, 髙田 徹「奈良県下における城郭利用が考えられる古墳について : 奈良盆地を中心に」, 八巻 孝夫「練馬城(東京都)の過去・現在・未来 : 練馬城の未来像を考える」, 三島 正之「北信地域をめぐる武田・上杉氏の攻防 : 長野県北部地域の中世城郭」, 田﨑 茂「鉢形城周辺の諸城(四) : 金鑚御嶽城 上武の境目の城」, 木地谷 了一「茨城県・北浦北岸に分布する城郭(前) : 武田氏と烟田氏の城郭を検討して」
■ 研究ノート 藤本 正行「城郭夜話 : 城郭を扱った NHK の歴史番組への疑問」, 高橋 成計「城郭から考える丹波香良合戦」, 寺井 毅「いわゆる出枡形について : 毛利氏による尼子家再興軍の鎮圧戦を中心に」
■ 報告 目黒 公司「石間城(新潟県東蒲原郡阿賀町)の縄張」, 中井 正代「下総・寺台城」, 米山 喬朗「下野佐野城(唐沢山城)研究の現状」, 渡邉 敬「茨城県・鹿嶋市の城郭縄張図」, 目黒 公司「上関城 : 越後での馬出の事例」
藤木久志先生追悼号
■ 特別掲載 藤木 久志「倭城址の踏査記録によせて」,「倭城研の思い出」,「中城研の未来に : 合戦論から戦争論ヘ」
■ 追悼 井上 哲朗,藤井 尚夫,藤本 正行,三島 正之,峰岸 純夫,村田 修三,八巻 孝夫「藤木久志先生への追悼」
■ 論考 高田 徹「元和城破り時の豊後木付(杵築)城の構造 : 史料からみた慶長期大名領の支城構造と破却過程の一端」, 三島 正之「信濃 埴原城」, 八巻 孝夫「小机城の考察(下): 縄張の研究史及び城の歴史と構造を考える」, 田崎 茂「鉢形城周辺の諸城(三): 埼玉県西部の城郭群」
■ 研究ノート 寺井 毅「毛利氏の出雲侵攻と幡屋(はたや)城塞群 : 本城常光の粛清を中心に」, 高田 徹「岐阜県恵那市山岡町釜屋所在の新規発見城郭について : 統合型地図情報システム「ひなた GIS」の活用から」
■ 報告 田嶌 貴久美「下手賀沼南岸の城郭二態 : 手倉城と小森城」, 池田 光雄「下野箕輪城址について」, 中井 正代「下総上小川城」
■ 第 36 回(2019 年)全国城郭研究者セミナーの報告 目黒 公司「第三六回全国城郭研究者セミナーについて」, 佐々木 倫朗「佐竹氏の水戸城建設 : 『大和田重清日記』の叙述を中心として」, 物部 茂樹「倉敷市南山城跡の発掘調査概要」, 佐藤 公保「山形県米沢市史跡舘山城跡の調査成果」, 秋本 哲治「陣城群から見る安芸郡山合戦 : 航空レーザ測量図を活用した再検討」.■ 論考 三島 正之「信濃堀之内城・布引城郭群の馬出の謎」, 田崎 茂「埼玉県西部の諸城の馬出について」
■ 研究ノート 米山 喬朗「上野箕輪城の丸戸張 — 角馬出と推定されるものの一事例 」
■ 論考 木地谷 了一「羽衣石谷の城郭 — 羽衣石城とその支城群について 」, 八巻 孝夫「小机城の考察(上)— 縄張の研究史及び城の歴史と構造を考える 」, 高田 徹「近代の讃岐・丸亀城 — 陸軍史料の記述を中心に 」
■ 研究ノート 藤本 正行「長篠合戦の史料」
■ 報告 中井 正代「上総高藤山城」, 池田 光雄「下総吉橋城址について」
■ 第 35 回(2018 年)全国城郭研究者セミナーの報告
目黒 公司「第三五回全国城郭研究者セミナーについて」,
奥田 敏春「三河国幡豆郡の城館 — 吉良氏と地域 」,
遠藤 啓輔「密集した小規模方形郭群の事例紹介と検討 — 近畿地方の中世遺跡を中心に 」,
浜野 浩美「史跡米子城跡の最新発掘調査成果」,
田上 和彦「富山県高岡市高岡城跡詳細調査の成果について」;
馬出を考える 特集2 〈シンポジウム 馬出を考える — 定義と分布〉 石川 浩治「東海地方の馬出について — 分布と構造を中心に」, 佐伯 哲也「越中・能登・加賀・越前・若狭・飛騨の馬出」, 室野 秀文「東北地方の馬出」, 山本 浩之「関東の馬出」, 山下 孝司「長野県・山梨県における丸馬出のひろがり」, 高橋 成計「近畿及び周辺の「馬出」について — 定義と分布」, 「<シンポジウム 馬出を考える — 定義と分布> 概要」
■ 論考 八巻 孝夫「箱館戦争に於ける矢不来台場と富川の塁の考察 — 旧幕府軍の茂辺地・矢不来・富川の防衛ライン」, 木地谷 了一「鳥取藩の台場」
■ 研究ノート 広長 秀典「馬入峠の要砦(ようさい)の「発見」」
■ 論考 小山 文好「大名系城郭を探る — 秩父藤田氏の城郭の検討を通して」, 高田 徹「丹後国八幡山城の構造 — 織田期・細川領の山城」, 三島 正之「飯山盆地をめぐる攻防 II 長野県飯山市の中世城郭 — 城郭による交通路掌握の実態」, 田崎 茂「鉢形城周辺の諸城(二) — 埼玉県西部の城郭群」
■ 研究ノート 高橋 成計「越前村岡山城をめぐる合戦 — 城郭の縄張りから考える」, 高橋 裕文「常陸国真崎氏成立期の水城遺構 — 真崎城(村松天神山城)について」
■ 報告 池田 光雄「武蔵東方城址について」, 中井 正代「下総古屋城」
■ 第 34 回(2017 年)全国城郭研究者セミナーの報告
目黒 公司「第三十四回全国城郭研究者セミナーについて」,
諏訪間 伸「「相模丸山城について」」,
新名 一仁「『上井覚兼日記』にみる南九州の城郭 — その利用実態と攻城戦」,
城郭談話会学生研究会(柴田慎平・佐藤佑樹・高橋圭也・井内南奈香)「滋賀県の中世城郭を再考する — 「城郭遺構とは評価しがたい遺構」を考える」,
河西 克造「信濃国伊那郡 知久領における発掘調査 — 神之峯城跡と鶯ケ城跡を掘る」,
佐伯 哲也「富山・石川県の中世城郭の概要 — 両県の悉皆調査を通して」;
幕末の城 特集2 〈シンポジウム 幕末の城〉 藤井 尚夫「稜堡式築城技術の輸入と実態」, 中西 裕樹「城館研究と台場への視点 — 楠葉・梶原台場と大阪湾岸の台場から」, 高橋 信武「一八七七年の戦争における野戦築城」, 「<シンポジウム 幕末の城> 概要」
■ 論考 高田 徹「畝状空堀群の諸問題 — その現状と課題」, 田崎 茂「鉢形城周辺の諸城(一) — 埼玉県西部の城郭群」, 小山 彦逸「鎌倉時代「津軽の大乱」舞台となった城館」, 中村 修身「城郭石垣の改築と修理について — 矢穴の編年基礎作業」, 八巻 孝夫「箱館戦争の台場 — 道南・東部と函館周辺の野戦築城を中心に」, 三島 正之「室賀谷の城郭 — 長野県上田市の中世城郭」, 高橋 成計「丹波宇津氏の動向と城郭遺構 — 城郭から考察する宇津氏」
■ 研究ノート 藤本 正行「一次史料への信仰 — 家康が関ケ原の戦いの晩に泊まった場所について」, 寺井 毅「軍港としての温泉津の沖泊の削平地群について」
■ 報告 渡邉 昌樹「栃木県さくら市・金枝城」, 木地谷 了一「伯耆田内城」, 池田 光雄「下総深井城址について」
■ 第 33 回(2016 年)全国城郭研究者セミナーの報告
目黒 公司「第 33 回全国城郭研究者セミナーについて」,
恩田 裕之「史跡岐阜城跡の発掘調査成果」,
井上 哲朗「千葉県大網白里市小西城跡の発掘調査 — 城郭の改造・機能・時期等の問題について」,
寺井 毅「石見小笠原氏丸山城の築城とその終焉」,
山口 誠司「製作技法からみた織豊期城郭の瓦 — 伏見城豊後橋北詰出土資料を中心に」;
<シンポジウム 連続空堀群再考>
石田 明夫「南東北南部を中心とする連続空堀群の城」,
水澤 幸一「信越の連続竪堀群 — 越後とその周辺」,
内野 和彦「奈良県下での畝状空堀群を有する城郭について」,
秋本 哲治「安芸毛利氏本拠地周辺における連続空堀の分布」,
吉成 承三「畝状竪堀群からみた四国の城館 — 土佐国の事例を中心に」,
岡寺 良「九州北部における畝状空堀群の様相」,
高田 徹「近畿地方の畝状空堀群・畝状竪堀・連続竪堀〈群〉 — その現在・過去・未来」,
三島 正之「東国における多重防御遺構の展開」,
目黒 公司「<シンポジウム 連続空堀群再考> 概要」
■ 論考 藤本 正行「真田丸ノート」, 三島 正之「飯山盆地をめぐる攻防 I — 周辺山地に現存する横堀遺構から見えてくるもの」, 八巻 孝夫「衣笠城とは何か(下) — その研究史及び遺構の考察と実像」, 高田 徹「松平城山城(大田城) — 三河国の徳川領城郭考」, 高橋 成計「越前朝倉氏の築城技術の疑問点 — 越前国と他国築城縄張りの相違について」
■ 研究ノート 佐脇 敬一郎「永福寺二階堂御所・足利氏大蔵御所の丘陵上防禦施設について」, 米山 喬朗「城の攻防戦における根小屋」, 渡邉 昌樹「栃木県諏訪山城と新発見の遺構・諏訪山北城について」
■ 報告 木地谷 了一「伯耆妙見山城」, 谷 允伸「但馬磯部城」, 池田 光雄「武蔵堀越屋敷址について — 中世と近世の狭間で」, 盛永 耕造「若狭 堂谷山城 の立地についての一考察」
■ 第 32 回(2015 年)全国城郭研究者セミナーの報告
目黒 公司「第 32 回全国城郭研究者セミナーについて」,
本田 信之「常陸取手山館跡 — 発掘調査で検出された特殊遺構と「取手山の戦い」」,
小山 彦逸「北奥羽地方の安藤氏系中世城館跡」,
荻 能幸「宇喜多・織田両勢の播備(ばんび)境目城郭」,
大野 康弘「若狭国吉城 — 発掘十五年の調査成果から」,
市川 浩文「肥前名護屋城跡・大名陣跡 — 近年の調査成果より」;
<シンポジウム 「障子堀」の新展開>
関口 慶久「水戸城における堀の展開 — 障子堀の理解に寄せて」,
広瀬 季一郎「小田城跡の障子堀について」,
高桑 登「山形県米沢市米沢城跡の障子堀について」,
江浦 洋「豊臣大坂城の障子堀細見」,
徳永 桃代「松江城下町遺跡における障子堀の様相」,
小笠原 清「「障子堀」甦って43年 — 北条技法と多様な様態事例」
「<シンポジウム 「障子堀」の新展開> 概要」
■ 『中世城郭研究』創刊30周年記念特集 『中世城郭研究』30号への同人の祝辞, 『中世城郭研究』執筆者別論題一覧(第20〜29号), 『中世城郭研究』第20〜29号 総目次
■ 論考 三島 正之「依田窪地域の山城 — 長野県上田市の中世城郭」, 高田 徹「折れ(横矢掛り)の効果 — 旧丹波国の事例を中心に」, 小山 文好「大崎氏領内の丘陵城郭についての一考察 — 高根城、駒辺城を中心として」, 高橋 成計「三好氏の丹波における動向と城郭 — 丹波八木城と奥丹波を結ぶ街道と周辺城郭」, 八巻 孝夫「衣笠城とは何か(上) — その研究史及び遺構の考察と実像」
■ 研究ノート 村田 修三「東山城は高之林城か」, 藤本 正行「関ヶ原合戦の松尾山城と大谷吉継の陣営」, 渡邉 昌樹「栃木県・皆川城の山麓遺構について」
■ 報告 寺井 毅「金山要害山と堀尾氏」, 池田 光雄「栃木県野木町の城址」, 目黒 公司「十日町市北部の二つの城 — 千手城と節黒城」, 西股 総生「書評 松岡進著『中世城郭の縄張と空間 — 土の城が語るもの』」
■ 全国城郭研究者セミナー報告
目黒 公司「第 31 回全国城郭研究者セミナーについて」,
鶴嶋 俊彦「肥後相良領の近世城郭」,
中村 修身「豊前・小倉城発掘調査より」,
山本 浩之「城郭パーツの組成と年代観」,
林 隆広「「松浦型プラン」の研究視点」,
藤岡 英礼「山寺の空間的変遷と城郭」,
花岡 興史「慶長二〇年「一国一城令」の発給と実際 — 何故、破却の仕方に差異があるのか」;
<シンポジウム 近世城郭をどう捉えるか>
山上 雅弘「近世城郭における技術発展と規格化 — 城郭の完成と技術者の凋落」,
太田 秀春「近世の社会と城郭観 — 伊達氏の事例を中心に」,
中西 義昌「縄張り研究から近世城郭を捉える」,
千田 嘉博「近世城郭史料論」
■ 追悼 三島 正之「角田さんの思い出」, 八巻 孝夫「角田さんのこと」
■ 論考 高田 徹「戦国期尾張の城郭構造 — 織豊系城郭への道程」, 八巻 孝夫「世田谷城 — その研究史と城跡利用について」, 高橋 成計「備前宇喜多氏の陣城縄張りの考察 — 陣城縄張りの変遷」
■ 研究ノート 村田 修三「山下城の東側対岸の遺構について」, 西股 総生「八王子城伝太鼓曲輪の機能」
■ 報告 池田 光雄「武蔵雉岡城址について」, 中井 正代「上総田間城」 <特集・茨城県の中世城郭> 山本浩之: 前小屋城・田渡城・片野城・古徳城, 木地谷了一: 二条山城, 小山文好: 富岡城・谷中城, 渡辺 敬: 小幡城・林外城・谷貝峰城, 三島正之: 相賀城・石塚城・館岸城, 西村和夫: 猿壁城, 八巻孝夫: 守谷城・額田城, 佐藤 旺: 金田城
■ 全国城郭研究者セミナー報告
大島 慎一「小田原城跡における最近の発掘調査の成果」,
小野 友記子「史跡小牧山(小牧山城)の発掘調査と石垣」,
高橋 信武「西南戦争の戦跡」,
田中 謙「村上水軍関連城郭の調査と現状 — 能島城跡の発掘調査成果を中心に」,
島田 祐悦「十一世紀の柵・城・館 大鳥井山遺跡」,
松田 直則「高知県の中世城郭研究の現状と課題 — 土佐一条氏から長宗我部氏家臣団の城郭構築技術の一事例」;
<シンポジウム 縄張・考古・文献 — 城郭研究の明日>
中西 義昌「縄張り研究の独自性と新しい城郭研究が目指すもの — シンポジウム「縄張・考古・文献 — 城郭研究の明日」を通して」,
福島 克彦「文献史料と城館研究 — 城郭関係用語の検討 」,
柴田 龍司「考古学研究と縄張研究」
■ 論考: 高田徹「越前朝倉氏築城術の一考察 — 若狭国吉城付城を中心として」, 八巻孝夫「日向国・宮崎城の基礎研究」, 高橋成計「天正伊賀の乱における織田方の陣城 — 陣城の種類と構造について」
■ 研究ノート: 藤本正行「軍事史料としての『信長公記』」, 関口和也「水野石見守長勝陣屋の遺構」, 西股総生「摂津山下城の縄張をめぐって」, 小山文好「奥州桜館についての一考察」
■ 報告: 高橋成計「丹波八上における城下町の構造 — 織豊期を中心に」, 三島正之「信濃 鳥立城 — 長野県大町市の中世城郭」, 小川英世「宇都宮市所在龍開山城について」, 池田光雄「上総能満城址について」
■ 全国城郭研究者セミナー報告: 永惠裕和「畝状竪堀群からみた丹後国の城館の年代観」, 鈴木功「史跡小峰城跡の被災状況と復旧」, 福原圭一「聚楽第と井戸 — 『御所参内・聚楽行幸図屏風』に描かれた聚楽第」, 吉井雅勇「新潟県村上市平林城跡の調査について」, 木村聡, 高尾好之「沼津市 興国寺城跡 — 発掘調査から見る城の変遷」, 藤原敏秀「二〇一一年七月の記録的な豪雨による坂戸城跡及び樺沢城跡の被害状況について」, 高屋麻里子「土蔵の成立過程からみる城郭の都市構造」, 角田誠「稜堡式城郭の伝来と変遷」, 木島孝之「筑前立花山城からみた巨大山城の諸問題「村の城論」による立花山城籠城戦の理解と、その再検証」, 中井均「小谷城の曲輪構造 — 山城の居住空間を考える」, 秋山伸隆「安芸国郡山城における「山上居住」」, 佐伯哲也「能州七尾城址の概要」
■ 復刻:
第 1 回全国城郭研究者セミナーレジメ集<復刻版>
池田誠「倭城の研究について」,
関口宏行「戦国大名甲斐武田氏の築城法」,
萩原三雄「甲斐の城郭と丸馬出について」,
伊禮正雄「浄福寺城をめぐって」,
伊藤正一「畝型阻障について」,
中井均「近畿地方における近世初頭の山城について」,
山崎一「堀」,
北垣聰一郎「城郭石垣の意味するもの」,
村田修三「織豊期の縄張りの一特徴について」